レッドブル代表「スペインGPのような敗北を避けるため、リスクのある戦略で勝負した」/F1第7戦決勝

 2021年F1フランスGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは優勝、セルジオ・ペレスは3位だった。

■レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー
 連勝とダブル表彰台を達成し、両選手権のリードを拡大することができ、チーム全体を誇りに思う。

 マックスはスタート自体はよかったものの、コースオフを喫したことでリードを失った。だが、その状況を我々はうまく乗り切った。マックスは、最初のピットストップの後、素晴らしいアウトラップを走り、トラックポジションを取り戻してみせたのだ。

2021年F1第7戦フランスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が3位

 我々はバルセロナと同じ状況に陥りたくはなかった(注:スペインGP決勝では、ハミルトンが後半に2回目のピットストップを行い、タイヤが厳しくなっていたフェルスタッペンを抜いて優勝)。そのため、先に動き、2回ストップの戦略を実行した。それが幸いうまくいった。残り21周のところでトップを走行しているときにピットストップをすると決めるのは簡単なことではないが、あえてリスクを冒し、チャレンジしたのだ。

 2台で戦略を分け、チェコの方は1回ストップで走らせた。彼はその戦略を成功させて3位を持ち帰った。見事なチームパフォーマンスだった。

(レッドブルとメルセデスの)2チームの力はほぼ互角であることが分かる。マシン同士の差はほとんどない。従って、これからもプッシュし続け、パフォーマンス向上に取り組んでいく必要がある。シーズンは長く、何が起きても不思議ではない。だが、今の勢いを維持して、ホームグランプリであるオーストリア2連戦の初戦に臨みたい。

2021年F1第7戦フランスGP マックス・フェルスタッペン優勝とセルジオ・ペレス3位を祝うレッドブル・ホンダ

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