【美容師直伝】ストレートアイロンの使い方!アイロンの選び方やおすすめ3選

ストレートアイロンをする前に

ストレートアイロンをするときに鏡やブラシは必須アイテムです。

髪のダメージが気になる人はアイロン用のケア剤で熱ダメージを軽減、ブロッキング時にはサッと髪をまとめられるダッカールがあれば素早く効率的にストレートにできるようになります。

アイロン時には目の細かいコームも使用するので用意しましょう。

【事前準備1】髪をとく

事前に髪をとくと絡まりやほこりがとれて、きれいなストレートに。均一に熱を与えるためにも髪をとくことは重要です。このときはまだ粗めのブラシでOK。

【事前準備2】熱保護アイテムを塗布

熱ダメージが気になる人は、髪をとくときに熱保護成分の入ったヘアケア剤をつけておくといいでしょう。使うアイテムによってはケア剤で湿ったままでもOKな場合もあるのですが、基本はストレートアイロンをはじめる前にきちんと乾かしておきます。

ストレートアイロンの種類によってはヘアケア剤の使用がNGな場合もあるので注意しましょう。

ストレートアイロンの基本の使い方

美容室でストレートアイロンをする場合、基本的には180度でスタイリングします。ボリュームやくせの強さに応じて滑らせる速度を変えてスタイリングするのがプロの技。

家庭でする場合、クセがあまりない髪、細い髪、毛先のボリュームが少ない部分は160度くらいの低めでスタイリングすると熱のあてすぎが防げます。

【1】本体のスイッチをいれたら、まずはブロッキング

全体をストレートにするときはブロッキング、ベースを4分割するとやりやすいでしょう。(1と2はバック、3は左サイド、4は右サイドで分けています。)

【2】アイロンする幅をきめ、コームでとく

目の細かめの櫛でストレートにしたい部分をときます。

そのまま髪のテンションを緩めずに指で挟んでキープしておきましょう。

【3】指で挟んでキープした毛束の根本付近からスッとプレートを滑らせる

手の持っている部分も同時に毛先に滑らせて移動します。このときもテンションはキープです。

同じ場所にとどまりすぎると髪が傷むので気をつけましょう。

伸ばしたら、その上の1、そして2と、どんどん上に進んでブロッキングしながら伸ばしていきます。

反対側やサイドも同様です。

毛量・毛質によってブロッキングの幅は変わります。毛量多めさんやクセが強めな人は狭め、少なめさんや毛が細い人は広めにとりましょう。

ヘアアイロンを使うときの注意点

【1】ブロッキングの毛量に注意

●毛量が少なすぎる

毛量が少ないと、熱の当たり過ぎでダメージにつながったり、上手くテンションがかからないことできれいなストレートになりにくい場合があります。

●毛量が多すぎる

毛量が多すぎると中まで熱が入らないのできれいにクセが伸びません。

伸びないからといって何度もアイロンをあてると、プレートがあたっている部分の髪がパサつきやすくなってしまいます。

【2】毛先の毛量が少ない場合

毛先が少ない場合、通常通りのブロッキングで根元から中間あたりまでアイロンします。毛先はそのままにしておき、使い方【1】〜【3】と進んだら一気にまとめて毛先のみを伸ばしましょう。

【3】毛先を内巻きにしたいとき

(1)ブロッキングはしてもしなくてもOK
毛先は毛量が多くない部分なので大まかに分けてストレートアイロンをいれて大丈夫です。

(2)毛先部分の少し上を挟み、手首を使って内側にカールさせます

ここで強め・弱めに内巻きが調整できます。

毛先が少ない場合は集めて内巻きにするのもおすすめです。

@sotarou.the_gallery_hair

内巻きを覚えれば、女性らしい丸みのあるスタイルがつくれます。

【4】毛先を外ハネにしたいとき

(1)内巻き同様、毛先をまとめて一気に外ハネにしてOK

(2)中間部分から滑らせるように挟み、外ハネにします

ちょっと下向きに引っ張りながら外側に曲げると程よくテンションがかかります。

はねる手前の部分を若干くびれさせるとメリハリある外ハネになりますよ。

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外ハネは、ボブをキュートに変身させてくれます♪

スタイルを長持ちさせるポイント

【1】冷めるまで髪を触らない

せっかくきれいなスタイルをつくってもすぐにとれてしまうなら、ちょっと一工夫。ストレートアイロンをした後、まっすぐ伸ばされた毛束を冷めるまで触らないだけでもスタイルが長持ちします。温めた髪は冷めるときに型がつく、という髪の性質を利用しましょう。

【2】スタイリング剤で長時間キープ

アレンジに合わせてワックスやスプレーをすると、長時間きれいなスタイルがキープできます。

●艶出しスプレー
サラサラストレートにしたいときに。仕上げにまんべんなくスプレーしましょう。

●ヘアオイル
しっとりストレートにしたいときに。湿気で膨らみにくくなるので、ボリュームを抑えたい人にもおすすめです。

●ワックス
毛先の内巻き、外ハネをキープしたいときに。手のひらでワックスを伸ばしてから、薄く毛先に馴染ませて形を整えます。

選び方とおすすめストレートアイロン

ストレートアイロンを選ぶとき、プレート幅は重要です。

基本的に短めヘアなら狭めのプレート、長めや毛量多めなら幅広のプレートが使いやすいでしょう。温度が上がるまでのスピードが早いものなら、時間がないときにもすぐに使えて便利です。

【1】バイオプログラミング(ヘアビューロン4DPlus)

@inp12_ru

一般的なストレートアイロンだと同じところに何度もプレートをあて続けるのはタブーなのですが、「ヘアビューロン」はゆっくり何度もプレートをあてることを推奨しています。

ハイダメージが気になる人には嬉しい40度の低温設定ができるところが魅力です。

独自技術で髪をまっすぐにする仕組みのため、素髪で使うことをメーカーが推奨しています。

【2】ラディアント(radiant28mm)

@t_maiko_s

ラディアントはセンサーレスなので素早く温度が上がります。220度でも30秒ほどで到達。

シルクプレートを採用し、滑りがよく無駄に引っ張らなくてもスルスルとストレートヘアがつくれます。

プレートが28mmと標準的なサイズなので、小回りが利きアレンジもしやすいでしょう。

【3】テスコム(マイナスイオンスチームヘアーアイロン)

@iroiro_keshofuku

プレートで挟むと2箇所からスチームが発生するので、髪のパサつきが気になる人におすすめです。準備として水を入れておくひと手間がありますが、スチームをあてながらスタイリングできるのは魅力です。

内巻き、外ハネにする場合は水を入れず、スチームなしでスタイリングするとやりやすいでしょう。

うねりや膨らみを抑えよう♪

年々機能が進化していくストレートアイロン、最近は髪が傷みにくいように設計されているものが注目されています。

見た目をきれいにするために、毎日使ってダメージヘアになっては本末転倒。

ヘアケア機能のあるタイプを選んだり、正しい使い方をしたりして、きれいなストレートヘアをつくってくださいね。

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※価格は編集部調べ

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