中国消費市場で続く潜在力の解放 経済成長の主要原動力に

©新華社

中国消費市場で続く潜在力の解放 経済成長の主要原動力に

16日、北京歓楽谷で、デジタル人民元で買い物をする来場者。(北京=新華社記者/陳鍾昊)

 【新華社北京6月21日】1949年の中華人民共和国成立以降、中国の社会消費財小売総額は急速に拡大した。1952年は277億元(1元=約17円)だったが、2019年は40兆元の大台を突破し、経済成長の力強い原動力となった。中国の消費財市場はすでに世界2位の規模となっている。 

 人々の生活水準も大幅に向上した。1978年の都市・農村住民のエンゲル係数はそれぞれ57.5%、67.7%と高水準だったが、20年には全国で30.2%まで下がり、うち都市部は29.2%、農村部は32.7%となった。 

 経済の急速な発展に伴い、消費市場の潜在力は今も加速度的に解放されている。中国の国内総生産(GDP)成長率に対する最終消費支出の寄与率は16~19年に55%以上を維持した。19年は57.8%と経済成長率を3.5ポイント押し上げ、6年連続で経済成長の一番の原動力となった。

中国消費市場で続く潜在力の解放 経済成長の主要原動力に

9日、河北省遵化市のスーパーで野菜を選ぶ買い物客。(唐山=新華社配信/劉満倉)

 20年には新型コロナウイルスによる深刻な打撃を受けたが、消費市場は着実に回復基調をたどった。社会消費財小売総額は通年で前年比3.9%減の39兆2千億元だったものの、減少幅は上半期(1~6月)から7.5ポイント縮小した。最終消費支出の対GDP比は54.3%となり、消費が依然として経済の「安定装置」となった。

 国家統計局がこのほど発表したデータによると、5月の社会消費財小売総額は前年同月比12.4%増、前月比0.8%増の3兆5945億元。中でも消費高度化関連消費財と文化・観光などのサービス消費が大きく伸びた。 

 中国は14億人の人口、4億人余りの中間所得層を持つ大国として、世界で最も潜在力のある消費市場になった。中国は18年に開いた第1回中国国際輸入博覧会で、モノとサービスの輸入額が向こう15年間でそれぞれ30兆ドル(1ドル=約110円)、10兆ドルを超えるとの見通しを示している。