品川ヒロシ監督、約2年の公開延期をへてのお披露目に一安心 映画「リスタート」イベント

7月16日より全国公開(7月9日より北海道地区先行公開)される、品川ヒロシ監督最新作「リスタート」の「再出発決起会イベント」が、21日に都内で開かれ、監督を務めた品川ヒロシ、主演のEMILY(HONEBONE)、共演のSWAY(DOBERMAN INFINITY/劇団EXILE)、松田大輔(東京ダイナマイト)、庄司智春(品川庄司)が登壇した。

コロナ禍の影響による約2年もの公開延期をへて、念願のお披露目となった本作。品川監督は、「クラウドファンディングを利用していることから、参加してくれた皆さんにはお待たせしている罪悪感がありました。いつやるとも明言することができず…。でもやっと公開が決まったのでうれしいです」とホッと一安心の様子を見せた。

主演のEMILYは「撮影から公開まで2年も空いたけれど、公開が決まってからはみんなでチケットの手売り会をしたりして、当時の熱さがよみがえった。熱さの戻った最上級の中で映画を見ていただけるのはうれしい」と喜色満面。北海道・札幌市出身のSWAYはロケ地・下川町について「水も空気も美味しいすてきな町。北海道の人間でも北海道を知り切れていない部分があるので、この映画を通して下川町の新たな魅力を知ってもらえるはず」と期待を込めていた。

話題は、映画タイトルにちなんで「リスタート」したことに。庄司は結成当時からの品川監督との関係性を振り返り、「さっき楽屋に行ったら品川から『今日はありがとうな』と言われた。これは考えられないことです!『ありがとう』は純粋なありがとう。鳥肌が立った!今日からが俺たちのリスタート」とコンビの結束を強調した。ところが品川監督は「僕も同じく庄司とのリスタートの話をしようと思ったけれど、先に言われた。こいつマジで空気が読めない!おまえとは終わりだ!」とせっかくのリスタートも不成立状態に。それでも品川監督は「庄司はネタ作りの時に意見を言わない代わりに、ある時からドーナツを差し入れしてくるようになった。そこからが俺たちのリスタート。庄司はドーナツで品川庄司の輪をつなごうとしている」とうまくまとめていた。

「リスタート」は、北海道・下川町と吉本興業がSDGs推進における連携協定を結んで発足したプロジェクトとして制作された作品。シンガーソングライターを夢見て上京した28歳の主人公が、スキャンダルによって夢破れて傷つき、故郷である下川町に帰って、同級生や家族、大自然に触れることで徐々に心を取り戻していく青春ストーリーが展開される。品川ヒロシが監督・脚本を務め、主人公・未央を女優デビューにして映画初主演となるEMILY、未央を支える同級生・大輝役をDOBERMAN INFINITY/劇団EXILEのSWAYが演じている。

【作品情報】
リスタート
2021年7月16日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿ほか全国公開
2021年7月9日(金)北海道地区先行ロードショー
配給:吉本興業
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