チョコプラのインスタで “笑撃“ の破壊力 「ディープフェイク」って何?

チョコレートプラネットの長田(左)と松尾

お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の〝ディープフェイクネタ〟が話題になっている。

「ディープフェイク」とは、人工知能(AI)を使った画像・動画合成技術のこと。例えばアクション映画などで、動作を行うスタントマンの体に俳優の顔を合成すると、さもその俳優がアクションをこなしているように見える。端的に言うと「動画版アイコラ」だ。

「テクノロジーの進歩によって、本物かと見まがうほどディープフェイク動画はリアルです。映画ではよく使われますが、強権で知られるロシアのプーチン大統領がコミカルにダンスする動画が作られるなど笑いのネタにもなっている。一方で、女性芸能人が性的動画で合成され、ネットに拡散されるなど新たな社会問題にもなっています」(IT関係者)

そんな最先端技術をチョコプラの長田庄平(41)は見逃さなかった。相方の松尾駿(38)の顔を使って自身のインスタグラムに次々に投稿。ブルース・リーの格闘シーンや映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマイケル・J・フォックス、「フォレスト・ガンプ」のトム・ハンクスを下地に、顔だけは松尾というギャップが大ウケしているのだ。20日には「コマンドー」のアーノルド・シュワルツェネッガーに扮し、ライフルを乱射している。

「チョコプラと言えば、ユーチューブチャンネルで、報道番組のニュース映像にヒントを得た『悪い顔選手権』が大ブームになりましたよね。ネタを作っている長田は、芸人になる前に嵯峨美術短期大学でプロダクトデザインを学んでいたそうです。なので、こういう制作が得意なんですよ」(お笑い関係者)

新しい笑いを提供してくれるチョコプラ。次は何を提供してくれるのか?

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