6月下旬の満月前後は大潮 海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれ 全般潮位情報

6月25日(金)の満月の前後は大潮の時期にあたり、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる見込み。東北から関東北部の太平洋沿岸、東海、西日本及び沖縄の沿岸の一部では、海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがある。

(上)2014年8月12日午前8時頃 満潮時 那覇市 (下)2014年8月12日午後2時過ぎ 干潮時 那覇市 (撮影=崎濱綾子)

 6月25日の満月の前後は大潮の時期にあたるため、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなることが予想される。また、平成23年(2011年)に東北地方太平洋沖地震により、東北地方から関東北部の太平洋沿岸では、一部の地域を除いて、現在も地震の前より地盤が低くなっている。東北から関東北部の太平洋沿岸、東海、近畿、中国、四国、九州北部、九州南部及び沖縄の沿岸の一部では、6月23日(水)から29日(火)にかけて、満潮の時間帯を中心に海岸や河口付近の低い土地で、浸水や冠水のおそれがあるため注意が必要だ。

25日(金)0時~26日(土)正午の満潮時刻

 なお、この期間中に低気圧の通過等があった場合や、短時間に海面が昇降を繰り返す副振動の発生等があった場合は、さらに潮位が上昇する可能性がある。今後発表される高潮警報・注意報や潮位情報に十分留意してほしい。

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