都市緑花功労者 地域を花いっぱいに 活動評価され知事表彰 糸魚川市須沢地区八千川公園ボランティアグループ

 糸魚川市須沢地区の「八千川公園ボランティアグループ」が本年度の都市緑花功労者県知事表彰を受賞した。長年にわたって同公園の花いっぱい事業に取り組む活動が評価された。

 同グループは地元住民を中心に花づくりボランティアとして同公園の環境美化を推進。毎年春と秋の年2回、花いっぱい事業を実施して花壇に花苗を植え、冬季を除く毎日の水入りや除草など管理を行っている。活動は平成11年から始まり、22年間続く。季節の花が咲きそろう同公園は住民や近隣の高齢者施設利用者ら多くの人の目を楽しませ、憩いの場となっている。

花いっぱい事業に取り組む「八千川公園ボランティアグループ」へ県知事表彰が贈られた。猪股青海事務所長が代表者の斉藤さん(右)に手渡した

 19日、今年の春植え作業を前に同表彰の報告と伝達が現地で行われた。作業に集まった約30人が見守る中、市青海事務所の猪股和之所長が表彰状を読み上げ、グループを代表して斉藤美津子さんに手渡した。公園近くに住む斉藤さんは活動を始めた当初から参加し、日頃から花の手入れ、世話をしている。同地区自治会長の松澤正善さん(71)は「ボランティア、自治会、市が協力して花いっぱい事業を一生懸命やっている。表彰を頂き、ボランティアの活動を地域の皆さんにも知ってもらうきっかけになれば」と話した。

雨が降る中、公園を彩る各種花苗の植え込み作業に励んだ地元住民ら

 同日はサルビアやマリーゴールドなど各種花苗約1190ポットを用意。雨の降る中、自治会と住民個人、団体に区分けされた各花壇でそれぞれ植え込み作業に励んだ。

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