まちの変遷に思いをはせる 企画展「広島城絵図を斬る」

広島城で、「絵図」と呼ばれる江戸時代以前の地図で歴史を紹介する企画展が始まりました。
広島城や城下町広島を描いた絵図は数多く残されており、失われた城や城下町の姿を知る有力な手がかりとなっています。
毛利、福島、浅野と、歴代城主それぞれの時代を記録したおよそ20点の絵図が写真パネルで紹介されています。

江戸時代後期、広島城下を見渡した「芸州広島図」。
右上の山が比治山で、当時の城下町が細部まで丁寧に描かれています。

広島城の篠原達也主任学芸員は「木造復元が予定されている天守閣のかつての姿、サッカー場建設予定地のかつての姿を描いている絵図もご覧いただくことができます」といいます。

広島市文化財団では、城を含め、周辺一帯が再開発などで注目されているだけに絵図で変遷に思いをはせてほしいということです。

梅雨の晴れ間の街歩きにいかがでしょうか。

企画展「広島城絵図を斬る」
期間:9月5日(日)まで
開館時間:9:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
会場:広島城天守閣第四層 企画展示室
観覧料:大人370円、シニア・高校生180円(100円)、中学生以下無料

ひろしまリード編集部

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