「あらし」に党名変更 コロナから復帰の立花孝志氏「政界に〝嵐〟を巻き起こす」

立花孝志氏

新型コロナウイルスに感染し、入院していた古い政党から国民を守る党の立花孝志党首(53)が22日、業務に復帰し、いきなり爆弾を投下した。次期衆院選へ向け、党名変更を思案していた中、「あらし」が浮上。政界に〝嵐〟を巻き起こすというのだ。

前日、退院した立花氏は、ホリエモンこと堀江貴文氏の名前を冠した「堀江政経塾」の講師として、復帰した。20日に投開票された千葉・船橋市議補選で、「HAGE党」や「議席を減らします党」などワンイシューを掲げた5人の候補が、約10%の得票したことに「予想以上に多かった」と手ごたえを感じた。

この結果に外部講師を務める堀江氏からも「政党名は大事」と促された立花氏はその場で、「新党名は、ひらがなで『あらし』がいい」とひらめいた。

「あらし」といえば、昨年末に活動休止したジャニーズの人気アイドルグループ「嵐」が連想されるが、立花氏は「ウチは政界に『嵐』を巻き起こす。立候補する人たちは『あらしのメンバー』となる。ピンと来た。これはええんちゃうか」と即断即決。すぐさま党名変更の手続きを関係者に指示した。

党名を巡っては、一昨年の参院選で「NHKから国民を守る党」で国政政党となったが、昨年末に「NHKから自国民を守る党」、今年1月には「NHK受信料を支払わない方法を教える党」、5月には「古い政党から国民を守る党」に変更していた。

立花氏は次期衆院選や来年の参院選へ向け、ワンイシューを掲げる政治団体を集結させる諸派党構想を掲げており、分かりやすく、投票時に書きやすい党名を採用したいとしていた。今後、総務省で判断を仰ぐことになる。

© 株式会社東京スポーツ新聞社