【大相撲】大関・正代 出場停止6場所の朝乃山は「明けたらすぐに戻ってくると思う」

正代(左)が朝乃山と再び相撲を取る日はやってくるか(2021年初場所)

大相撲名古屋場所(7月4日初日、愛知県体育館)を控えた22日、大関正代(29=時津風)が電話取材に応じ、新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反して出場停止6場所などの処分を受けた大関朝乃山(27=高砂)について「すぐに戻ってくると思う」と語った。

朝乃山は今年1月から5月の夏場所前にかけて、外出禁止期間中に計10回のキャバクラ通いをしていたことが発覚。当初は「事実無根」としていたものの、一転して事実を認めた。週刊誌の報道で明らかになった今回の一件。正代は「同じ大学出身力士だから気にかけるところはありました」と話したが、夏場所は自身2度目のカド番だったため「僕も人のことを考えている場合じゃなかった。心配しつつもそこの余裕はなかったという感じです」と振り返る。

その一方、来年名古屋場所で復帰する見通しの朝乃山は三段目まで番付を下げることになりそうだが、正代は「(出場停止は)1年間(6場所)ですよね。休場が明けたらすぐに戻ってくると思いますよ」。夏場所前に合同稽古で胸を合わせた朝乃山の〝V字復活〟を期待しているに違いない。

23日に新型コロナのワクチンを接種する正代は「副作用よりもコロナにかかったほうが怖い。それに比べたら、副作用のほうがまだマシなのかなと。コロナにかかるくらいなら…とは思っちゃいますけどね」と率直な感想を述べた。1年4か月ぶりの地方場所に向け、感染対策を徹底しながら体を仕上げていく。

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