蛙亭・中野周平 不思議なかわいらしさで、ピリピリとした関係の中和剤に 「青葉家のテーブル」場面写真

現在劇場公開中の、西田尚美が主演する映画「青葉家のテーブル」から、お笑いコンビ「蛙亭」の中野周平が出演するシーンの、場面写真が公開された。

中野周平が演じるのは、主人公の青葉春子(西田尚美)が20年ぶりに知世に会いに行く、国枝知世(市川実和子)が店主を務める食堂「満福」の店員・紺介役。不思議なかわいらしさで、ピリピリとした関係の春子と知世の中和剤のような役割を担っている。公開された場面写真では、口をとがらせながら探し物をする姿、外国人スタッフの横で通訳をこなす姿、店員として大あわてで働く姿などが切り取られている。

今回のキャスティングは、蛙亭の大ファンだった松本壮史監督の熱烈なオファーによって実現した。中野の起用について松本監督は、「ハイトーンボイスとあの笑顔、困り顔、ちょっとだけ丸みをおびたフォルム、まさにという感じでした」と、理想通りの紺介となったことを語っている。また、作品を見た中野周平の相方であるイワクラは「想像以上に素敵な作品で驚きました。中野さんのコント以外の演技を観るのは始めてだったので、作品の邪魔をしないかとても心配でしたが、めっちゃいい演技でした!」と感想を語っている。

「青葉家のテーブル」は、「フィットする暮らし、つくろう。」をテーマにさまざまなコンテンツを発信する「北欧、暮らしの道具店」で配信された短編ドラマの長編映画化作品。シングルマザーの春子(西田尚美)、春子の息子リク(寄川歌太)、春子の飲み友達めいこ(久保陽⾹)、めいこの彼氏で小説家のソラオ(忍成修吾)の4人で共同生活をしている青葉家を舞台に、ある夏の出来事を描く。ドラマ版から引き続き、西田尚美が主人公の春子を演じている。

【コメント全文 松本壮史監督】
<蛙亭・中野さんについて>
西田尚美さんと市川実和子さんの間でアワアワする役を探していました。劇中の2人はピリピリしたシーンが多いので中和できる可愛げを持った人物…ということで、元々ネタが大好きだった蛙亭の中野周平さんにお声がけしました。ハイトーンボイスとあの笑顔、困り顔、ちょっとだけ丸みをおびたフォルム(中野さんすみません)、まさにという感じでした。撮影が始まれば相手が誰であってもいつも通りの蛙亭中野がそこにいて、そのハートの強さに圧倒されました。中野さんの芝居の後は自然とスタッフ皆が笑顔になっていたのが印象的です。この映画のコメディ部分を担う存在として、紺介役を堂々と演じていただきました。
余談ですが、昨年オファーした時はキングオブコントの決勝間近。「蛙亭が準決勝で敗退したら映画に出演できます」と返答を頂き、決勝には行って欲しいけど映画のためには…と複雑な気持ちで日々を過ごしていました。今年のキングオブコントは決勝で爆発する蛙亭をただただ楽しみにしています。

【作品情報】
青葉家のテーブル
公開中
配給:エレファントハウス
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