東京五輪・パラリンピックの競技を児童や生徒が現地観戦する取り組みを巡り、神奈川県内の自治体で中止の動きが広がっている。
コロナ禍の収束が見通せず、「感染力の強い変異ウイルスが拡大している状況では児童・生徒の安全確保が難しい」(厚木市教育委員会)などとして、22日までに平塚、南足柄、厚木、大和、綾瀬、秦野、伊勢原、中井、松田、山北、開成、二宮の少なくとも7市5町が中止を決定した。
相模原市は小学生の観戦を中止する一方、中学生の希望者については実施の方向で検討している。
横須賀市も中学と特別支援学校で取りやめた。市立高校の希望者について実施を検討する。
「学校連携観戦プログラム」は子どもたちに五輪やパラリンピック競技を生観戦してもらおうと、通常より低額で学校や自治体にチケットを提供する。
県教委によると、各自治体向けに8万8千枚のチケットを確保していた。