自民、衆院神奈川3区に中西健治氏が浮上 小此木氏の後継

中西健治氏(資料写真)

 小此木八郎国家公安委員長(衆院神奈川3区)が横浜市長選出馬の意向を表明したことを巡り、次期衆院選の3区(同市鶴見、神奈川区)の自民党後継候補として財務副大臣の中西健治氏(57)=参院神奈川選挙区、麻生派=が浮上していることが22日、分かった。

 複数の関係者によると、小此木氏は党関係者らに中西氏を後継としたい意向を伝えているという。

 今後は地元の県議や市議らで対応を協議し、その結果を踏まえて同党県連が擁立候補を決めるとみられる。ある関係者は中西氏を「有力な候補だ」と話している。

 中西氏はJPモルガン証券副社長などを経て、2009年の横浜市長選に出馬。自民市連などが支援したが、民主党(当時)が推薦した林文子氏(現市長)に敗れた。

 10年参院選神奈川選挙区に旧みんなの党から初当選。16年参院選では自民の推薦を受け無所属で出馬し、当選後に追加公認された。

 来夏の参院選に向けて自民県連は今月、中西氏を党本部に公認申請している。

 3区には、いずれも新人で立憲民主党の小林丈人氏、共産党の木佐木忠晶氏が出馬を予定している。

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