岸、宇山トランポリン代表 東京五輪まで1カ月 ともに金沢学院大出身、4人全員県勢

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 日本体操協会は22日、トランポリンの東京五輪代表に小松市出身の岸大貴(26)=ポピンズ=と千葉県出身の宇山芽紅(めぐ)(25)=スポーツクラブ テン・フォーティー=が決まったと発表した。ともに金沢学院大出身で初の五輪出場となる。新型コロナウイルスの影響で延期となった東京五輪は23日で開幕まで1カ月となった。

 岸は「競技人生の夢が一つかなった。最大の目標である金メダル獲得に向け、後悔のない準備をしたい」と談話を出し、宇山は「代表になれたことをうれしく思う。本番に向けて今できることを着実に積み上げ、ベストな演技ができるように頑張る」と意気込んだ。

 東京五輪は男女ともに各国・地域で最大2枠。2019年世界選手権女子で初優勝した金沢学院大4年の森ひかる(21)=金沢学院大クラブ=と男子で5位だった堺亮介(23)=バンダイナムコアミューズメント、金沢星稜大OB=が既に代表に決まっていた。日本から五輪に4人出場するのは初めてで、4人全員が石川県勢。

 森、岸、宇山の3人を輩出した金沢学院大クラブで指導する福井卓也さん(ロンドン五輪代表コーチ)は「トランポリン王国・石川の力を示してくれた。若い選手に夢を与える活躍を期待したい」と話した。

 全6戦のW杯シリーズで宇山は3位、岸は5位でともに日本人最上位に入って日本の2枠目を獲得し、代表の基準を満たした。岸は、ロンドン五輪トランポリン女子14位の岸彩乃さん(28)=金沢学院大職=の弟で、きょうだいそろってのオリンピアンとなる。

 石川県勢の東京五輪・パラリンピック代表は、競歩50キロの鈴木雄介(33)が出場を辞退し、14人となった。石川県勢は、県出身選手と県内在住選手、県内の企業・チーム・学校に所属する選手、過去に県内の企業・チーム・学校で競技経験がある選手。

 石川県の谷本正憲知事は22日、「文字通り石川はトランポリン王国。日々の精進があってこそだ。大会まで残る期間も練習を重ね、立派な成果を残してほしい」と活躍を期待した。県庁で記者団に語った。

 ★岸 大貴(きし・だいき)17年に全日本選手権の男子個人を初制覇し、世界選手権で団体銅メダル。姉が同年の世界選手権女子個人銀メダリストで4月に引退した彩乃さん。金沢学院大OB。ポピンズ。168センチ、61キロ。小松市出身。26歳。

 ★宇山 芽紅(うやま・めぐ)18年にジャカルタ・アジア大会で女子個人4位、世界選手権のシンクロナイズドでは森ひかるとペアで金メダル。金沢学院大OG。スポーツクラブ テン・フォーティー。159センチ、50キロ。千葉県出身。25歳。

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