へずまりゅうが「嵐」メンバーに!? 立花孝志氏が元迷惑系ユーチューバーに政界進出オファー

「へずまりゅう」こと原田将大被告(左)と立花孝志氏

へずまりゅうが「嵐」のメンバーになる!? 古い政党から国民を守る党の立花孝志党首(53)がまた炎上必至の仕掛けに打って出る。衆院選へ向け、党名をジャニーズの「嵐」に引っ掛けた「あらし」への変更準備に入れば、迷惑系ユーチューバーで公判中のへずまりゅうこと原田将大被告(30)を政界進出させるべく、手を差し伸べる可能性を示唆した。

新型コロナウイルス感染から復帰した立花氏は22日、業務に復帰。入院で毒気が抜けたかと思いきや、より磨きがかかったようで、検討していた党名変更について、「あらし」とひらめき、近く総務省に変更届を提出すると明言したのだ。

由来はいうまでもなく、昨年末で活動休止したジャニーズの人気アイドルグループの「嵐」からだ。故・ジャニー喜多川社長が「世界中に嵐を巻き起こせ」という意味から「嵐」と命名したのは有名な話だが、立花氏は「我々は政界に『嵐』を起こす。この国に『嵐』を巻き起こさないといけない。『あらし』はシンプルで、誰しもが一回聞いたら忘れない」と説明。選挙の投票時は自書式で、漢字の『嵐』では書き間違えがあるため、ひらがなで「あらし」とした。

立花氏は次期衆院選でワンイシューを掲げる政治団体を集めた諸派党構想を導入する予定で、既に10を超える政治団体が集まっている。「候補者は『あらし』のメンバーで、所属は内部告発党や動物愛護党という形になる。私は党首ではなく、やはり、リーダーかな。党首討論で『あらしの立花リーダー』と紹介される。たまたまテレビ見た人は、『大野クンはこんなふけたの?』ってなるかもしれない」(立花氏)

もちろん嵐ファンからは怒りを買うし、商標を持つジャニーズ事務所からも法的措置が取られる可能性もある。

立花氏は「『あらし』自体は昔からある言葉だが、もし訴えてきてくれたら(話題になるという意味で)100点。少なくとも我々は『嵐』をリスペクトしているし、ファンからクレームが来ても言い返さないで、『許してください』『ごめんなさい』と言い続けるようにしよう」と嵐ファンには平身低頭で、接するよう呼びかけた。

さらに立花氏の仰天構想は止まらない。この日、スーパーで会計前の魚の切り身を食べるなどした窃盗罪や衣料品店への威力業務妨害など3つの罪に問われた原田被告の裁判がスタート。同被告は、法廷で号泣しながら反省の言葉を口にし、ユーチューブの世界との絶縁も誓った。

立花氏は、昨年の都知事選で、原田被告に応援演説させるなど親交がある。事あるごとに相談に乗っていて、この日も事前に連絡があったという。

立花氏は「彼は気が小さいところがあって、(迷惑行為時は)一時的に病気でもあった。人に迷惑をかけているのに自分自身を止めようがないのは誰しもが経験することではないか。へずま君は罪を償った上で、社会貢献すればいい。同じような苦しみを持つ人の相談相手になれる。選挙に出るのも一つの手だ」と話し、「あらし」のメンバーとして、迎え入れる考えがあることを明かした。

史上最悪とされた迷惑系ユーチューバーが更生し、「あらし」から国会議員に挑戦する日が来るのだろうか――。

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