市長選で職員に投票依頼 糸魚川市・副市長

 4月18日に執行された糸魚川市長選で同市の藤田年明副市長が、一部の市職員に現職候補の米田徹市長へ投票するよう依頼していたことが分かった。

 22日の市議会本会議で古畑浩一氏の一般質問に藤田副市長自ら答えた。「一部の職員に対して『頼むね』という声掛けをした。副市長として圧力をかけたとか命令したとかではない。日頃から心置きなく話せる職員に対して個人的にお願いした」とし、「個人それぞれ受け止め方は違うこともあると思う。今後は誤解を招くような行動は慎むべきと反省している」と述べた。

 市選挙管理委員会は、今回の言動が選挙運動に当たるものであれば公職選挙法違反になるとし、同日の答弁内容を受けて具体的な事実確認をして対応するとしている。

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