「S1」「S1R」「S5」の動画性能など機能向上に対応したファームウェアを7月13日10時より公開
本特集「GH World」はパナソニックGHシリーズや新製品「GH5 II」の魅力を紹介する企画であるが、LUMIX Sシリーズに注目のファームウェアアップデートが発表されたので特別に紹介しよう。
パナソニックは、フルサイズミラーレス一眼カメラLUMIXシリーズのS1やS5において、機能追加・向上に対応したファームウェアのダウンロードサービスを2021年7月13日10時より開始する。予定しているバージョンは以下の通り。
■公開予定のバージョン
- DC-S1R Ver1.8 → Ver1.9
- DC-S1 Ver2.0 → Ver2.1
- DC-S5 Ver2.2 → Ver2.3
S1やS5がBlackmagic Design社製レコーダーへのHDMI経由での動画RAWデータ出力に対応
Blackmagic Design社製レコーダー「Blackmagic Video Assist 12G HDR」へのHDMI経由での動画RAWデータ出力に対応し、「Blackmagic RAW」記録が可能。カメラ本体からHDMI経由で、Blackmagic Design社製レコーダー「Blackmagic Video Assist 12G HDR」へ、5.9K、4K、アナモフィック(4:3) 3.5Kの12bit動画RAWデータをHDMI出力できるようになる。
これにより、S1Hに続いてS1やS5でもフルサイズミラーレスカメラとして5.9Kサイズの「Blackmagic RAW」記録が可能となる。撮影後にBlackmagic Design社製ソフトウェア「DaVinci Resolve Studio」ですぐに編集できるなどポストプロダクションへの対応力が強化される。
■仕様はATOMOS社製モニター/レコーダー「NINJA V」への動画RAWデータ出力仕様と同じ
- クリエイティブ動画モードでのみ提供、[HDMI RAWデータ出力]をONにすることで有効
- 音声データの出力も可能(LPCM固定)
- 動画RAWデータのHDMI出力中は、SDカードに記録不可
- フォトスタイルはV-Log固定
- カメラのモニター/ファインダーには確認用にV-Log撮影時に相当する映像を表示、[V-Logビューアシスト]のLUTはプリセットの[Vlog_709]のみ可
「L.クラシックネオ」や「L.モノクロームS」のフォトスタイルに追加対応
S1RやS1に、カラーフィルム風のノスタルジックで優しい色合いを特徴とする「L.クラシックネオ」やポートレート撮影に適した軟調で柔らかな印象のモノクローム「L.モノクロームS」を新たに搭載。撮って出しでも、独自の表現が可能な機能を提供する。
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[GH world] Vol.06(近日公開)▶