Hey! Say! JUMP・有岡大貴「探偵☆星鴨」充実のクランクアップ。「いい30代を過ごせそうだな」

6月28日に最終回を迎える、日本テレビの連続ドラマ「探偵☆星鴨(ホシかも)」(月曜深夜0:59、関東ローカル)で、主演を務めるHey! Say! JUMPの有岡大貴がクランクアップを迎え、メッセージを寄せた。

本作は、関西の人気劇団・ヨーロッパ企画の諏訪雅が脚本を担当し、劇団本公演のすべての作・演出を担当する上田誠が脚本監修を務める、探偵ドラマ史上最も「頭をユルめる」オリジナルのコメディー・ミステリー。ハードボイルドな探偵の世界に憧れているが、女性とのコミュニケーションが苦手な探偵・星鴨(有岡)が、依頼人を笑顔にするために奔走。「見えた! 輝く一番星!」の決めゼリフとともに、あらゆる依頼を全力で解決していく。

「まだ、終わった実感がなくて『明日はどのシーン撮るんだっけ?』って、また撮影現場に来ちゃいそう」と笑う有岡は、「主人公の星くんは撮影前に台本を読んだ段階でも、すごく愛らしくて憎めない、いいキャラクターだなと思っていたんですけど、実際に演じれば演じるほど愛着が湧いていって。今日はクランクアップしてうれしい半面、この星くんの衣装を着なくなると思うと寂しいですね。唐戸さん(唐戸つむぐ/片山友希)や捜田さん(捜田一/岡田義徳)はじめ、さまざまな依頼人のキャストの方々とも、もっともっとお芝居したかったです」と心境を明かす。

印象に残っているシーンについては「絶対聞かれると思って考えていたんですけど、毎回毎回が濃すぎて、ちょっと一つに絞れないっていうか、パッと出てこなくて。『僕もメーキング映像を見て“こんなことあったなぁ”って振り返るのを楽しみにしています!』って言うのは逃げ道に聞こえますか?(笑)。でも本心なんです。本当、毎日毎日が濃かったですもん。劇中に出てくる食べ物だと第5話のナポリタンとカレーがマジでおいしかったです! あ、第8話のピザもおいしかった! っていうか全部、おいしかったですね! 印象に残ったシーンは全話にあるから、本当に一つには絞れないんです」と濃密な撮影だったことを報告。

レギュラーキャストに関して尋ねると、「片山さんと僕は同じようなタイプで、最初はお互いに猫をかぶっていたんです。そこからどんどん片山さんがどんな人なのか? 撮影が進むにつれて分かっていくのが面白かったです。岡田さんは日に日にアニキ感が強くなっていくというか、いろいろな相談にも乗ってくれましたし、アドバイスもくれました。これからもずっとこの関係のままで続けばいいなあって思っています。堀部(圭亮)さんは、とにかく声がかっこよかったですねー! もちろん立ち姿やお顔もそうなんですけど、声がすごく好きで。星くんはジョー先生をすごくリスペクトしていますけど、僕、有岡としても堀部さんのことを『かっこいい、かっこいい』と思いながら演じさせていただきました」とそれぞれの印象を語った。

また、本作が「20代最後の撮影、30歳になって最初の作品、そして単独初主演といろんな初めてが重なった作品だった」と明かし、「そんな作品で僕がずっと『いつか一緒にお仕事できたらいいな』と思っていたヨーロッパ企画さんにもご協力いただき、ご一緒できたのは、なんか『単なる偶然』と説明しきれないというか。僕は勝手に運命的なことを感じてしまっていて。本当に毎回毎回が貴重な体験で、勉強もさせてもらいましたし、今後の糧(かて)にもなりました。『いい30代を過ごせそうだなー』って思いました」と感慨深げ。

さらに、「これからもっといろんなことにもトライしていきたいな!というきっかけにもなりました。演出の宝来(忠昭)さんとは15年以上振りの再会でしたが、当時は僕も中学生だったので、少しは成長した姿を見せられたのかなと思っています。この作品を経て、あらためてスタッフさんに『支えられてるなぁ』と強く感じましたし、この先、さらにどんどんいろんなスタッフさんの方やキャストの方々と、作品を共にたくさん作っていけるように頑張っていきたいと強く思いました」と今後への決意を口にした。

最終回では、「タワシ殺人事件」の結末が描かれる。星と捜田は、星お手製の探偵グッズ・三徳双眼鏡とあんパンを手に張り込み、一方の唐戸は、黒谷(森廉)殺害現場近くの喫茶店の防犯カメラに映っていた竹田芽衣(入山法子)の姿を見つける。星は、ジョー(堀部)の告白は全くの作り話で、実は真犯人を星に暴いてほしいという調査依頼だったのではないか、そして、真実の鍵はジョーに探偵学校で教わった「ジョーの掟」にあるのではないかと推測する。

星たちが張り込んでいたアパートから出てきたのは、以前、竹田の依頼で調査した元結婚詐欺師の鮫島亮(武田航平)。全力で逃げる鮫島を懸命に追いかける星と捜田は、いつしかバディのように。追いつ追われつの逃走劇の果てに待っていたのは…!?

星と捜田が事務所に戻ると、そこには携帯電話だけが残され、唐戸の姿が消えていた。もしや、真実を知ってしまった唐戸の身に危機が起こったのか? ついに点と点が線でつながる? 最後の依頼人はジョー!? 星は本物の「一番星」を見つけ、真犯人を暴き、師匠・ジョーにかけられた疑いを晴らすことができるのか。

なお、シンドラ公式チャンネルでは、物語がおさらいできる「最終話直前ダイジェスト」(https://youtu.be/-v2DE9eb6Gs)配信中だ。

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