“五輪貴族”に悲報! VIP専用「五輪ファミリーラウンジ」でも酒提供なし

バッハ会長もガックシ?(ロイター)

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)、武藤敏郎事務総長(77)が23日に会見を行い、競技会場でのアルコール類の販売、飲酒の全面禁止が正式に発表された。

そこで気になるのが国際オリンピック委員会(IOC)の委員らが大会中に利用する「五輪ファミリーラウンジ」の扱いだ。女性蔑視発言で辞任した森喜朗前組織委会長(83)は「期間中はパーティーばかり。毎晩同じような人が顔を合わせている」と話していたが、このラウンジでは五輪ファミリーが競技を見ながら飲食するのが通例。組織委の担当者によると「ラウンジは組織委が運営する施設です。全ての競技会場にあります」といい、五輪・パラリンピック合せて計43会場に存在する。設置場所については「セキュリティの関係上、回答を差し控えさせていただきます」(同)とのことだ。

酒類提供禁止の決定を受け、橋本会長は同ラウンジについても「当然、一緒のことですので、アルコールの提供はございません」と明言。つまり、今大会に関しては五輪ファミリーを〝酒抜き〟でおもてなしすることになる。アルコール以外の料理、飲み物について担当者は「メニューの詳細は公表しておりません」としている。

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