乙武洋匡氏が夫婦別姓を認めない最高裁判断に疑問「裁判官の過半数が女性だったら…」

乙武洋匡氏

作家の乙武洋匡氏(45)が23日、自身のツイッターで夫婦別姓を認めない最高裁判断に疑問を呈した。

冒頭、乙武氏は「予想通りではあるが、やはり無念すぎる」と切り出した後「私たち国民は、衆議院議員選挙のタイミングで最高裁裁判官を罷免することができる(国民審査)ので、ぜひ各裁判官がどう判断したのかを報じてほしい」と報道機関に訴えた。

その理由として「前回は女性判事3人全員が『違憲』の判断を下したように、今回も15人の裁判官のうち過半数が女性だったら『違憲』となっていた可能性もある」と指摘。

その上で「いかに意思決定の場を、多様な属性で構成してくか。政治や司法だけでなく、あらゆる場で重要なことだと思う」と私見を述べた。

最高裁大法廷は23日、夫婦別姓を認めない民法と戸籍法の規定は憲法に反するかどうかが争われた3件の家事審判の特別抗告審で、両規定を合憲と決定。都内に住む事実婚の男女3組が別姓での事実婚を受理するよう家庭裁判所に求めていたが、受理しない判断が確定した。

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