キューバ代表として東京五輪の米大陸予選に招集されていた中日のライデル・マルティネス(24)、ジャリエル・ロドリゲス(24)の両投手が23日、2週間の自主隔離期間を終えてナゴヤ球場での二軍練習に合流した。
両右腕はランニング、キャッチボールなどで軽めに調整。それでもR・マルティネスはキャッチボールの最後に腕を強く振って変化球を試したり、ロドリゲスはブルペンで精力的に26球を投げ込んだ。
仁村二軍監督は守護神のR・マルティネスの復帰プランについて「シート打撃で投げて、次の(29日からの)ソフトバンク戦で投げた様子が良ければ、一軍へ行ける」と早ければ7月2日のヤクルト戦(バンテリン)からの一軍復帰を示唆。ロドリゲスに対しては「1回か2回は先発してからになるのでは。本人たちの様子を確かめながらと思っている」と説明した。
R・マルティネスは「代表チームが五輪に出られなかったのは残念」と悔しさをにじませつつも「勝っている場面での登板はなかったが、競っている場面で投げるチャンスをもらった。今は体の状態はすごくいい。チームから必要とされているところで投げて勝利に貢献するだけ」と意気込んでいる。
ロドリゲスは「国が負けて残念だけど、仕事はできた。6回1/3をカナダ戦で投げた。アメリカにいたけど、ハートはドラゴンズにあった」と語り「体調はいい。もう少し時間をかけて最高の状態の持っていきたい」と一軍昇格へ向けて腕をぶしている。