「寒冷渦」が日本海の上空に発生 岡山市などで激しい雨 午後9時ごろまで落雷などに注意

岡山県では23日、午後になって急速に雨雲が発達し局地的な強い雨が降りました。

岡山市では午後1時半ごろから強い雨が降り始め、落雷も観測されました。

雨雲が東西に連なるように発生していて土砂降りになりました。

1時間当たりの最大降水量は岡山市北区福渡で21.5ミリ、高梁市陣山で30.5ミリ、高梁市高梁で18.5ミリでした。

岡山県北部で発生した雨雲が南下したため沿岸の市街地でも雷雨になっている所があります。

局地的に雨雲が発達したのは、上空に強い寒気が流れ込んだためです。寒気を伴った低気圧である「寒冷渦」が日本海の上空に発生しました。

そのため、岡山・香川の上空にもマイナス15度以下の強い寒気が流れ込んでいます。その状況の中、午前中は晴れて、岡山市では地上付近の空気が約30度にまで暖められました。

地上と上空で大きな温度差が生まれて上昇気流が強まり、急速に雨雲が発達しました。このあと午後9時ごろまではこの状態が続く見込みです。

雷の音が聞こえたら頑丈な建物の中に移動するか車を運転中であればすぐ外に出ずに比較的安全な車内にいるようにしてください。

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