6月23日、FIM（国際モーターサイクリズム連盟）、IRTA（国際ロードレーシングチーム連盟）、MotoGPを統括するドルナスポーツは、2021年MotoGP第15戦日本GPの開催中止を発表。開催地のツインリンクもてぎや鈴鹿サーキットを運営する株式会社モビリティランドも中止のプレスリリースを発行したが、そのなかで、F1日本GPと鈴鹿8耐の開催は開催に向けた準備を進めていることを明かした。
栃木県のツインリンクもてぎで10月1～3日に第15戦として開催予定だった2021年のMotoGP日本GP。新型コロナウイルスのパンデミックによる旅行の複雑化およびロジスティック上の制限により、現時点でイベント開催を確認できなかったことから、キャンセルすることが発表され、2022年の開催は予定しているという。
また、株式会社モビリティランドもMotoGP日本GPの開催中止の判断を以下のように説明した。
「6月中旬の開催判断が必要となり、国内外における移動や滞在などさまざまな状況において現時点では開催を確約できる状態に至らず、プロモーターであるドルナスポーツ社とも協議のうえ、断念せざるをえない結果となりました。楽しみにされていたファンおよび関係者の皆様におかれましては、ご理解くださいますようお願いいたします」
さらに株式会社モビリティランドからのプレスリリースには、MotoGP日本GPは中止されることとなったが、鈴鹿サーキットで10月8～10日に開催予定のF1 Honda日本グランプリと11月7日に開催予定の“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレースについては、引き続き、開催に向けた準備を進めていることを明かしている。
株式会社モビリティランド代表取締役社長の田中薫氏は「MotoGP日本グランプリについて、今年こそはという思いで開催に向けて準備を進めてまいりましたが、シーズン後半のスケジュールを進める上でこのタイミングでの判断が必要となり、現時点の国内外の移動・滞在に関する状況を考慮すると中止の判断をせざるをえないという結論に達しました。残念な気持ちでいっぱいですが、ファンの皆様、関係者の皆様におかれましてはご理解くださいますようお願いいたします」と述べている。
