アルファロメオF1、第8戦でクビサ、第9戦でアイロットをそれぞれフリー走行1回目に起用へ

 アルファロメオは、第8戦シュタイアーマルクGPのフリー走行1回目にリザーブドライバーのロバート・クビサを、第9戦オーストリアGPのフリー走行1回目では同じくリザーブドライバーのカラム・アイロットを起用する。

 クビサは、キミ・ライコネンの代わりにシュタイアーマルクGPで金曜午前の60分のセッションを担当する。

「チームは特に最近大きな進歩をしている。チーム全体から自信を感じることができるよ」とクビサは語った。前回クビサがアルファロメオでフリー走行1回目を担当したのは、先月の第4戦スペインGPでのことだ。

「勢いを維持することがどれだけ重要か分かっている。オーストリアでの2回の週末でできるだけ良い結果を確実に出せるように、自分の役割を果たす準備はできているよ」

2021年F1第4戦スペインGP ロバート・クビサ(アルファロメオ)

 一方アイロットが正式にアルファロメオでF1デビューを果たしたのは、5月初旬の第3戦ポルトガルGPでのことだった。フリー走行1回目を担当するのは、これで2回目になり、今回もアントニオ・ジョビナッツィのマシンをドライブすることになる。

「シーズン2回目のFP1は、チームを助け、今年ポルトガルでともに行ったいい仕事を元に積み重ねていける素晴らしいチャンスになるだろう」とアイロットは語った。

「マシンとチームのことをすでに分かっているので、すぐに仕事に取りかかることができるのは間違いない。最初の週の走行データがあるということは、始めるにあたって確固たる基盤を持てるということだ」

「チームが強くなるにしたがって、チャンスを活かすことを楽しみにしている」

 またアルファロメオF1チーム代表のフレデリック・バスールは、22歳のアイロットがすぐにチームに馴染んだことを称賛した。

「カラムが比較的短い時間でチームに溶け込んだのは素晴らしいことだ。前週からの堅固なセットアップベースが施されたマシンを走らせる彼を見るのは、興味深いことになりそうだ」とバスールは語った。

「彼はポルトガルでもいい仕事をした。彼が我々に提供したデータは非常に有用だったから、また充実したセッションをともにできることを楽しみにしている」

2021年F1第3戦ポルトガルGP カラム・アイロット(アルファロメオ)
2021年F1第3戦ポルトガルGP カラム・アイロット(アルファロメオ)

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