斎藤佑、清宮、オコエ、陽岱鋼… 今季1軍未出場で苦境に立つ「ドラフト1位」たち

日本ハム・清宮幸太郎、楽天・オコエ瑠偉、日本ハム・斎藤佑樹、巨人・陽岱鋼(左から)【写真:石川加奈子、荒川祐史】

ベテランでは松坂や雄平、岩田らも1軍未出場となっている

プロ野球は交流戦が終わり、リーグ戦が再開された。セ・リーグは阪神が2位の巨人に6ゲームの差をつけて首位を快走している。パ・リーグでは交流戦を制したオリックスが首位に立ち、王者ソフトバンクと楽天が追う展開となっている。

各チームが70試合ほどを消化し、シーズンはちょうど折り返し地点に差し掛かっている。それぞれのチームで主力選手が奮闘したり、新たな戦力の台頭があったり、と熱い戦いを繰り広げている。その一方で、1軍の出場がない選手も。そこで各チームのドラフト1位で、今季まだ1軍出場のない選手を見ていこう。

1軍未出場のドラ1で最もプロとしてのキャリアが長いのは、西武の松坂大輔投手。昨季、古巣の西武に14年ぶりに復帰したものの、脊椎内視鏡頸椎手術を受け、昨季は登板なし。今季もリハビリを続けており、1軍だけでなく、まだ2軍での登板もない。2002年のドラフト1位でヤクルトに入団した雄平はイースタン・リーグで打率.164と苦戦している。

2005年のドラフトで希望入団枠で阪神に入団した岩田稔投手、1位で日本ハムに指名された巨人の陽岱鋼外野手も今季は1軍出場なし。岩田は2軍で8試合に登板し2勝1敗、防御率2.25、陽岱鋼は2軍で19試合に出場して打率.210と結果が出ていない。ロッテの福田秀平外野手、中日の大野奨太捕手も1軍出場なしとなっている。

2015年ドラ1はオコエ、岡田ら6選手が1軍出場が無い

右肘の故障から復帰を目指す日本ハムの斎藤佑樹投手は2軍戦での登板もなし。阪神でプロのキャリアをスタートさせ、西武に在籍する榎田大樹投手は5月28日に「左母指末節骨開放性骨折・基節骨骨折に対する骨接合術」を受けた。

プロ6年目となる2015年のドラフト1位組は苦戦が目立つ。今季は楽天のオコエ瑠偉外野手、広島の岡田明丈投手、ロッテの平沢大河内野手、阪神の高山俊外野手、日本ハムの上原健太投手、ヤクルトの原樹理投手と実に6選手が1軍未出場。ソフトバンクの田中正義投手や日本ハムの清宮幸太郎内野手といった面々も1軍出場はなく、崖っぷちに立たされている。

【表】シーズンは折り返しも… 今季1軍未出場のドラフト1位選手一覧(7月22日試合終了まで)

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(Full-Count編集部)

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