長崎県産「対馬地どり」活用を インスタグラムで料理人向けセミナー

対馬地どりを調理する大坪シェフ=長崎市、アンペキャブル

 長崎県産の「対馬地どり」を県内の料理人に広く活用してもらおうと県は23日、生産者と料理人をつなぐオンラインセミナーを開いた。料理人に県産食材の魅力を発信してもらい、食材のブランド力を高めるのが狙い。
 セミナーは県主催。四季の食材を活用し、年3回を予定している。写真共有アプリ「インスタグラム」のライブ配信機能を利用し、初回の「対馬地どり」のセミナーは料理人約30人が視聴した。
 生産者の轟名水ファーム(諫早市)の野副智徳専務は「市販の鶏と比べ皮が厚くパリッと焼ける」と魅力を紹介。フランス料理店アンペキャブル(長崎市)の大坪慎一シェフは対馬地どりを活用したテリーヌとチキンカレーを調理し、「肉質は固くはないが、筋肉質」と説明した。
 県の担当者は「料理人に生産者の思いも届けてもらいたい」と話した。
 25日は「ながさき黄金(こがね)」(バレイショ)を取り上げる。今回の動画は編集後、動画投稿サイト「ユーチューブ」の県公式アカウントで配信する。

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