JR長崎駅 新幹線駅舎を公開 開放的な構造 来年3月に完成予定

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公開された長崎駅の新幹線ホームの南側。長崎港が望める。屋根は光を透過する膜素材で明るい空間が広がる=長崎市尾上町

 来年秋の九州新幹線長崎ルート開業に向け、建設が進むJR長崎駅の新幹線駅舎が23日、報道陣に公開された。2階のホームからは長崎港を望むことができ、高い屋根と柱の数を少なくした開放的な空間が特長となっている。
 工事発注元の鉄道建設・運輸施設整備支援機構によると、新幹線駅舎工事の進捗(しんちょく)率は約85%で、来年3月に完成予定。建設費は45億3600万円。

工事が進む新幹線ホームの北側。先にはトンネルがある=長崎市尾上町

 全長255メートル。1階は改札口やコンコースなど、2階のホームは2面、線路4本を整備する。ホームから屋根までの高さは最大約15メートル。白い屋根は隣接する在来線駅舎(昨年3月供用開始)と連続し、船の帆や波のような形をしている。屋根の素材も在来線と同じフッ素樹脂の膜で、新幹線の駅で採用したのは全国初。明るく開放的な空間となり、夜にはホームの照明が外に漏れて夜景の魅力を増す。
 市議会長崎駅周辺整備・交通結節対策特別委員会の視察に合わせて公開した。同機構諫早鉄道建築建設所の上野圭一所長は取材に「終着駅なのでホームの先に遮るものがなく、海が望めて開放感がある。全国的にも他に類を見ない構造」と説明した。