昨年、米ドル基準で100万ドル以上の財産を有する韓国人が105万人に上り、全世界の同保有者の約2％（11位）を占めていると推定された。日本は約366万人で約６％（3位）だった。
スイスの系投資銀行（IB）クレディ・スイスが22日（現地時間）発表した「The Global wealth report 2020」によると、昨年末、世界の成人1人あたりの平均純資産の規模は7万9千952ドルで1年前に比べて6.0％増加したと推定された。
新型コロナウイルス感染症の影響で、各国の中央銀行が超低金利政策を実施した結果、不動産や株式などの資産価格が上昇したことによるものだ。
それに伴って、全世界のトップ1％に入るための純資産規模も1年前の98万8千103ドルから昨年は105万5千337ドル（約12億円）へと引きあがった。
（画像：The Global wealth report 2020キャプション）
昨年、全世界で100万ドル以上の純資産を保有する富裕者は5千608万4千人と推定された。これは1年前の5千87万3千人から521万1千人（10.2％）増えた形だ。
国別の富裕者の割合を見ると、米国が最も多い2千195万1千人で、全体の39.1％を占めた。中国（527万9千人）、日本（366万2千人）、ドイツ（295万3千人）、イギリス（249万1千人）、フランス（246万9千人）、オーストラリア（180万5千人）、カナダ（ 168万2千人）、イタリア（148万人）、スペイン（114万7千人）が続いた。
韓国は105万1千人で、オランダ（103万9千人）、スイス（103万5千人）、スペインと同規模だった。韓国は主要国ランキングで見ると11位に該当する。
国別の成人人口のうち、富裕者の割合は、スイスが14.9％で最も高く、オーストラリア（9.4％）と米国（8.8％）が続いた。韓国は2.5％だった。
昨年純資産が5000万ドルを超えた世界のトップレベルの富裕者は21万5千30人で、1年前より4万1千420人（23.9％）増加した。
成人1人当たりの純資産が最も多かった国は、スイスで67万3千960ドルに達すると集計された。
（参考記事：「韓国の対外金融資産が史上最大の216兆円に…海外投資ブームが原因 一方で負債も最大に」）
（参考記事：「世界の億万長者、韓国人は38人がランクイン…カカオやサムスン経営者など」）
