市民憩いの散策路整備 クリーンアップ活動 青田川を愛する会

 上越市の住民団体「青田川を愛する会」(石川總一会長)は23日、高田市街地を流れる青田川のクリーンアップ活動を行った。

川の流れの妨げとなる雑木を伐採する参加者

 毎年この時季に行っている清掃活動で、今年で29回目。河川管理者の県・市職員、近隣事業所職員や地域住民ら約200人が参加し、遊歩道整備に汗を流した。例年参加する近隣小学校の児童は新型コロナウイルス感染症対策のため、参加を見合わせた。

 区間は南本町1の伊勢橋から東本町2の往下橋までの約4キロ。中間地点である大町2のお馬出し公園を目指し、二手に分かれ作業に当たった。参加者は、雨が時折降る中、のこぎりや鎌を使って河川内の雑木や遊歩道に張り出した枝木を切ったり、ごみを拾ったりした。

 南本町3丁目婦人会長の桑原静江さん(67)は会員と共に初めて参加。「四季折々の自然や動物に出合える散策路。多くの人に気持ち良く利用してほしい」と草取りに精を出した。

 約2時間の作業で集まったごみは、枝木を中心に2トントラック4台分になった。石川会長(90)は「皆さんの協力のおかげで年々ごみの量が減っている。市民の憩いの場である青田川をより良くしていきたい」と決意を話した。

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