ファミリーカーがミニバンからSUVに変わりつつある。そのキッカケとなった立役者はマツダ CX-8である。CX-8はSUVでありながらミニバンと同等の広さを持つ3列シートを装備し、なおかつ広大なラゲッジルームなどファミリーには打ってつけのクルマなのだ。そこでマツダ CX-8のラゲッジルームの使い勝手をご紹介。結論からいうと女性での片手で操作できるシートアレンジなど売れる要素満点なのだった。
マツダ CX-8はミニバンユーザーの受け皿に！ デザインと使い勝手の良さから大ヒット
マツダ CX-8がデビューしたのは2017年のこと。それまでマツダはMPVやプレマシーといったミニバンをラインアップしていたが、2012年に投入した初代CX-5からデザイン改革がスタート。
当時から現在に至るまで魂道デザインを採用し、国産車らしからぬデザイン性で人気を博している。そのスタイリッシュなデザインコンセプトにマッチしない箱型形状のミニバン市場から、マツダは撤退してしまった。根強い支持があったMPVといったマツダのミニバンユーザーの受け皿としてデビューしたのが、CX-8なのだった。蓋を開けてみればマツダのみならず他銘柄ユーザーからも支持を受けている状況である。
その魅力はデザイン以上にじつは使い勝手にあるのだ。一体CX-8のラゲッジルームやシートアレンジはどのような仕上がりなのか？
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注目は手軽なシートアレンジとラゲッジルーム！
マツダ CX-8のラゲッジルームは3列目シートを使用する際はコンパクトカー並のスペースとなる。
正直に言えば決して広くはないが、A型ベビーカーを詰めるほどのスペースを確保しており、必要十分といったイメージである。ちなみにフル乗車時にラゲッジ容量は239Lで、3列目収納時は572Lと大容量のスペースが生まれるのだ。
だが、都内近郊のマツダディーラーによれば「CX-8のユーザーさんのほとんどが、普段は3列目を収納してラゲッジルームとして使用するひとが多い」と話す。おそらく普段から3列目シートを使用する方々は他銘柄のミニバンに流れているのだろう。
3列目シートの収納方法は大きく2ステップと超簡単
となれば気になるのがCX-8の、それも3列目シートを収納方法である。じつは女性でも片手で操作できるほど簡単なのだった。
手順としてはヘッドレストを前に倒し、シート背面にあるレバーを引くだけと2ステップで完了するのである。実際にやってみると取り扱い説明書を読まなくとも直感的に操作できるほどで、煩雑な手順を必要としないのも嬉しいポイントである。
さらに注目すべきはラゲッジアンダーボックスの深さにある。深さは約31cmもあり、汚れ物や洗車道具といった荷物を積載可能なのだ。
3列シートSUV購入勢は実際にシートアレンジを試すべき
今回はマツダ CX-8のラゲッジルーム、そしてシートアレンジの手軽さをご紹介した。先にも述べた通り、実際に使ってみると非常に簡単にアレンジが可能なうえ、572Lもの大容量ラゲッジルームを完備するのはファミリー層にとっては嬉しいポイントだ。
なかには3列目シートを収納する際に全自動のモデルもあるが、筆者個人としてはCX-8の機能で十分にも感じる。それだけにこれから3列目シートを備えたSUVを検討している方は実際にディーラーなどで試してほしい。
【筆者：MOTA編集部 木村 剛大】
