【東京五輪】ウガンダ濃厚接触者急増で〝バブル崩壊〟の懸念 

来日中のウガンダ選手団(ロイター)

東京五輪参加のため来日したウガンダ代表選手団での新型コロナウイルス感染で、同国関係者以外に濃厚接触者が急増して〝バブル崩壊〟の恐れが出てきた。

大阪府泉佐野市は24日、2名の新型コロナ感染者が出たウガンダ代表選手団と行動をともにした市職員や民間人ら7人が保健所から濃厚接触者と認定されたと発表した。

成田空港に19日に来日した選手団が20日に泉佐野市へ移動する際に同行した7人が追加で認定され、内訳は市職員3人、貸し切りバスの運転手2人、添乗員2人。すでに1人が認定されており、選手団以外の民間人の濃厚接触者は計8人となった。

今回の件では濃厚接触と認定されるまでに時間を要していることや、濃厚接触者として認定された民間人がもし感染していたら普段の生活で五輪とは全く関係ない人々にまで感染が拡大する懸念がある。感染対策の肝となっている〝バブル〟の崩壊だ。

こうした事態にネット上では不安の声が噴出。「五輪はウガンダの件ですでにバブル崩壊してる」「ウガンダを見てるとバブルがバブルでなくなってるし、バブルの選手村の中で感染爆発してもおかしくないようだし、それで救急車使われたら国民は死を待つばかりか」と一般国民への影響を憂慮する声が出ている。

さらに「ウガンダの濃厚接触者スルーで露呈した日本の水際対策ガバガバ問題。このまま100以上の国、数万人に及ぶ選手、関係者の入国→選手村でバブル形成→選手村クラスター発生」と感染対策のずさんさと今後大量の選手や関係者が来日する危険性に警鐘を鳴らす意見も見られた。

東京五輪発の感染爆発という最悪の事態は、すぐそこまで迫っている。

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