日本の大都市ではビルの屋上で「稲作」、そのメリットとは?―中国紙

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2021年6月21日、中国紙・環球時報は「日本の大都市では、ビルの屋上での稲作が流行している」とする記事を掲載した。

記事は、六本木ヒルズの屋上で先月、今年で19回目となる田植えが行われたと紹介。2003年より毎年行われており、地方自治体との協力により毎回異なる地域の優良なコメ品種が栽培されているとし、収穫イベントは毎年参加者を抽選で決めるほどの人気ぶりであると伝えた。

そして、東京、京都、大阪などの大都市では近年、駅、商業ビル、オフィスビルなどの屋上で野菜やコメを栽培するケースが増えており、「都会の畑」と呼ばれているとした。

その上で、横浜市の戸塚市役所の屋上でも先日、田植えが行われ、小学生149人が参加したほか、大阪府でも小学生がビルの屋上で田植え体験を行い、東京・渋谷の東急百貨店の屋上にも約30平方メートルの田が設けられ、毎年小学生が田植えと収穫を行うとともに、収穫したお米を学校給食で出すなど、屋上の稲作が教育の一環にも用いられていることを紹介した。

記事は、「日本人はビルの屋上での水稲栽培に多くのメリットを感じている」とし、田の存在により昆虫や蛙、小さな水生生物のすみかを提供することで良好な生態系や生物多様性を守ることができるほか、屋上を植物で覆うことによりビルに熱がこもりにくくなり、ヒートアイランド現象の発生抑止にもつながると考えられていると解説した。

また、田植えや収穫を通じてビルの利用者や近隣住民同士の交流が増進する、農作業による身体の活性化といったメリットもあると説明している。(翻訳・編集/川尻)