【南米選手権】チリ代表が部外者招き〝隠密〟パーティー開催…コロナ大量感染の背景

南米選手権でチリ代表は部外者を招いてパーティーを開催したという(ロイター)

出場選手に新型コロナウイルス感染者が続出しているサッカー南米選手権で、チリ代表が部外者を招いてパーティーを開催した疑惑が浮上し大きな波紋を呼んでいる。

アルゼンチン紙「エルディア」は「チリ代表が炎上。MFアルトゥーロ・ビダル(34=インテル)やFWエドゥアルド・バルガス(31=アトレチコミネイロ)らによる性的なパーティーの最中の写真が流出。彼らはウルグアイ戦前に7人のプレーヤーが関与したとみられるパーティーを開いた」と報道。その後チリ代表チームは調査を行い、性的なパーティーについては否定したが美容師など部外者を宿泊ホテルに招き入れたとして複数選手に罰金を課す方針を示した。

ブラジルで開催中の南米選手権では選手を含む大会関係者の新型コロナ感染者が数日で140人を超えて続出しており、批判が集中している。そうした中でのチリ代表の愚行に非難が殺到しているが、同様の事例が東京五輪でも起きるとの懸念が出てきている。

ネット上では「こういうことはオリンピックでも普通に起こることだろう」「五輪代表も似たことするさ」「スポーツ選手にモラルを求めてもしょうがないけどな」などと東京五輪での〝バブル破り〟を予想して不安の声が続出。東京五輪は南米選手権とは比較にならないほど大規模のイベントとなるだけに〝隠密パーティー〟の開催が危惧される。

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