健康祈る「大茅の輪」、江の島にお目見え 設置場所の鳥居は今年で200年

江の島参道入り口の鳥居に設置された大茅の輪

 無病息災を祈る「大茅(おおち)の輪」が24日、江島神社(神奈川県藤沢市江の島)へ向かう江の島弁財天仲見世通り入り口の鳥居に設置された。

 茅の輪は高さ約5メートル、幅約4.5メートル。正月から半年間の中で知らず知らずのうちに犯してしまった罪などを清める行事「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」が30日に行われるのに合わせ、島民や島を訪れる観光客らの健康を祈願するため、参道入り口に取り付けた。

 夏越の大祓は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、昨年に引き続き神主のみで社殿で実施する。

 青銅製の鳥居は1821年に建て替えられ今年で200年。同神社は「200年にわたり江の島を守り、来島者を迎えた鳥居に設置された茅の輪をくぐり、島民や来島者が健康に過ごしてもらえれば」としている。

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