「世界の妻夫木聡」と呼ばれる日! 出演した中国映画が海外でメガヒット 

妻夫木聡

俳優・妻夫木聡(40)が、海外での知名度を一気に上げることになりそうだ。

映画「唐人街探偵 東京MISSION」(7月9日公開)の公開直前イベントが24日、都内で行われた。人気映画「唐人街探案」シリーズの3作目で、今回は東京を舞台に、日本、中国、タイの探偵が難事件に挑む。

同作は日本よりひと足先に、世界12か国で公開された。中国では春節の2月12日に公開され、初日に約164億円、公開4日で約490億円の興行収入を記録。全世界オープニング興行収入首位の新記録を樹立した。

妻夫木は、ド派手でナルシストな金持ちの探偵役を熱演。シリーズ2作目の「唐人街探案2」(中国などで2018年に公開)に続いての出演となった。

妻夫木は「台本を開いたら、(自身が演じる探偵が)翻訳機をつけていて、『あまり(中国語を)しゃべってないじゃん』と拍子抜けした」「(2作目の撮影が)終わってから、ずっと中国語の勉強をしていたので、監督に言って日本語のセリフを中国語に変えてもらった」と明かした。

妻夫木が海外映画に出演するのはこの作品が初めてではない。米映画「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」(06年)、台湾映画「黒衣の刺客」(15年)などに出演してきたが、今作のようなメガヒットを記録するのは初めてだ。

同作は今後、北米をはじめ英国、ドイツなどの欧州での公開も予定されている。

芸能プロ関係者は「妻夫木は別の作品で流ちょうな英語を絶賛されたこともあり、語学への興味は強い。今回も、自分のセリフをわざわざ中国語に変えてもらうよう交渉したぐらいで、現場でかなりギラギラしていた。こうした妻夫木の演技力が、世界で広く知られるきっかけになりそうだ」と指摘する。
“世界の妻夫木”と呼ばれる日も近い?

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