Rマドリードのペレス会長 改めてUEFA批判を展開し久保らレンタル組にも言及

フロレンティーノ・ペレス会長(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長(74)が、U―24日本代表MF久保建英(20)らレンタル組に言及し、改めて欧州スーパーリーグ(ESL)の有効性を強調した。同国紙「アス」が、同国ラジオ局「オンダ・セロ」の番組「エル・トランジスタ」のインタビューで語ったことを伝えている。

Rマドリードは、U―24日本代表MF久保建英(20)ら35選手をレンタルに出しており、そのことを問われると「登録できる選手は25人だけだ。久保、セバージョス、ブラヒムらの将来を見極める必要がある。私は彼らの進歩を望んでいるが、一部の選手はレンタルに出す必要がある」。改めて久保の来季からのRマドリード復帰が難しいことをうかがわせた。

また同会長はESLについて「我々は12チームと拘束力のある合意を結んでおり、ESLは続いていく。UEFAが我々を脅し、イングランドのクラブは離脱を余儀なくされた」と語った。その上で「欧州サッカー連盟(UEFA)と国際サッカー連盟(FIFA)は自分たちの特権を持ちたがっている。サッカーがお金を失っている中、(UEFA会長の)チェフェリンや各国リーグの会長が昇給してはならない。彼らはサッカーが衰退していく中、その維持を望んでいる」とUEFA批判を展開した。

話題は今季限りで退団したDFセルヒオラモス(35)にも及び、将来的な復帰に支障がないとの見解を示した。「我々は彼に契約を提示し、期限があることを伝えたが、彼はそれを受け入れなかった。ただ2005年に連れてきたラモスを息子のように愛しており、幸せを願っている。彼はレアルのレジェンドであり、ここは彼の〝家〟だから、きっと戻ってくるだろう」

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