イースター航空が売却、108億円で韓国ゴルフ場運営企業に...日本などからゴルフ客誘致へ

韓国の航空会社であるイースター航空が買収された。相手は、韓国でゴルフ場などを運営するソンジョンだ。

24日、韓国メディアなどによると、イースター航空とソンジョンはこの日午後、ソウルで買収合併(M&A)の投資契約を締結した。契約代金は約1100億ウォン(約108億円)であると確認された。ソンジョンは、第3者割当有償増資を通じてイースター航空の株式を保有することになる。

今回の契約にはイースター航空の従業員の雇用を5年間承継するという内容が盛り込まれた。解雇者の復職を含めて今後協議する予定である。

イースター航空とソンジョンは当初、来月初め頃に本契約を締結する予定だったが、スケジュールを変更し、即時契約となった。

イースター航空は来月20日までの再生計画案を裁判所に提出する方針だ。

新型コロナウイルスの影響で経営不振に陥っていたイースター航空は2019年9月に非常経営体制に入り売却を推進していた。今年2月には再生手続に入ったが、それから4ヶ月で新たなオーナー得た形だ。

ソンジョンはイースター航空の買収により、関係会社であるルフ場、カントリークラブなどと連携した総合レジャー観光事業を推進すると明らかにしている。日本や中国からゴルフ観光客を誘致する構えだ。

(参考記事:「韓国産イチゴの輸出が今年急増、東南アジアで人気…大韓航空機を輸出専用でチャーター」)
(参考記事:「ティーウェイ航空が日本顧客向けに「LINE Pay」を導入…台湾やタイでも決済可能へ」)
(参考記事:「韓国で「エア海外旅行」が人気 日本上空を旋回して免税品を買って帰る」)

(構成:KOREA ECONOMICS編集部)

© 合同会社WTS研究所