新潟県警、持続化給付金不正受給の疑いで男女合わせて4名を逮捕

新潟県警察本部

新潟北警察署、新潟警察署、新潟中央警察署、新潟西警察署、捜査第二課、組織犯罪対策第二課、機動捜査隊の合同捜査班は、24日までに、新発田市月岡温泉居住の会社役員・泉勝彦容疑者(53歳男性)、新潟市中央区居住の自称自営業・橋本茂将容疑者(42歳男性)、他2名を詐欺(持続化給付金不正受給)の疑いで通常逮捕した。

泉容疑者と他2名は共謀し、中小企業庁所管の持続化給付金を虚偽申告により騙し取ろうと企て、令和2年5月10日から5月24日にかけ、泉容疑者が取締役となっている中小法人(不動産賃貸業として申告、活動実態については捜査中)に関し、給付要件を満たさないのに売上減少月の前年度売上に虚偽の金額を入力するなどして、持続化給付金の申請を行った。同年5月28日、泉容疑者が取締役を務める中小企業法人名義の預金口座に持続化給付金200万円を振り込み入金させ、これを騙し取った。

橋本容疑者は別の人物らと共謀し、中小企業庁所管の持続化給付金を虚偽申告により騙し取ろうと企て、令和2年7月6日に持続化給付金の申請ページに接続し、虚偽の金額を入力するなどして、持続化給付金の申請を行なった(繊維・衣服等卸売業として申告)。同年7月14日、共謀した人物の預金口座に持続化給付金100万円を振り込み入金させ、これを騙し取った。

新潟県警察本部によると、余罪は数十件にのぼる見込みだという。また、容疑者の認否は明らかにしていない。

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