登録有形文化財に指定された、大津町家の宿粋世で味わう絶品かき氷

大津町家の宿 粋世から新たな挑戦

最近暖かくなってきたので、かき氷を食べたくなる季節に突入しました!今回は、氷、素材にこだわったかき氷を、歴史感じる建物の中で味わうことができる、[氷や粋世]に訪れました。
ここは、”大津町家の宿 粋世”という昭和8年に建築された建物を、リノベーションしたお宿。建築された当時は、米問屋の店舗兼住宅であったが、月日が経ち、空き家になってしまったという。その後、建物を取り壊し、”コインパーキングにする”という話もあったが、米原市の設計事務所が「私たちが、歴史ある建物を残していこう」ということでプロジェクトがスタート。2017年4月に”大津町家の宿 粋世”としてオープン。2017年11月に登録有形文化財に指定され、国内、海外からも大人気のお宿となっている。また、昨年の9月にかき氷を提供する、[氷や粋世]をオープンされました。国に指定された、歴史ある大津町家の中で食べることがことができるかき氷と、魅力あふれる宿の様子をご紹介していきます♪

中に入ると、広々とした歴史を感じる空間が広がる。

今まで、どこからお客様がきたのかわかる!海外からお越しの方もたくさん~!

素敵な庭園を眺めながら、かき氷を食べることができます。

こだわりがたくさん詰まった絶品かき氷

[氷や粋世]で、使用している氷は、”奥村製氷”さんのもの。”純氷”という氷の種類で、この氷は、時間をかけて作っているもの。不純物が少ないので、溶けると水がすごく透明になるそうだ。また、仕上がりがとてもふわふわなので、美味しい氷を食べることができる。
こちらで提供しているかき氷は、どれも大きいので、食べている途中に飽きがこないよう、中には、シロップや季節にちなんだものが入っている。それは、「食べている途中に驚いてもらえるように」という思いや、「最後まで美味しく食べてもらいたい」という思いが込められています。メインの味を壊さないようにしながら、みなさんに美味しく食べてもらえるよう、工夫がされている。他にも、あまり見ることのない、ホール型のかき氷や、リング型のかき氷も、期間限定で販売している。クリスマスや、ハロウィン、バレンタインデーなど、イベントの時期に登場するそう。また、メニューも頻繁に変わり、季節に合わせたかき氷も登場する。どんなかき氷が出ているかはInstagramにて、チェックしてみてください♪

ピスタチオキャラメル 1000円

色鮮やかで、氷もふわふわ~。

人気のピスタチオをメニューに取り入れたかき氷。上にはたくさんのピスタチオが乗っているため、食感でも楽しめる。ピスタチオとキャラメルがたっぷりかかっているので、しっかりと味を感じることができますよ♪氷はふわふわでとっても美味しい。

よもぎ苺大福 1000円

季節限定のかき氷!こちらのよもぎ苺大福のよもぎは、伊吹山麓から生産者から直接取り寄せたものを使用しているそう。トロトロでほんのりよもぎの風味がしてとってもおいしい。中には、粒あんが入っていて、そのあんは、”茶果山川(さかやまかわ)”という和菓子屋さんに依頼し、特別に炊いてもらっているそうで、氷と合うように考え、口当たりがよくなるよう、すこし緩めに炊いてもらっている。食べてみて思ったのは、その工夫がされているからか、口当たりがとても良く、氷との相性も良い。よもぎの風味と中の粒あんと氷が合わさることによって、より美味しく食べることができる一品。

桜チョコフランボワーズ(ホール型)1200円

中は、層になっていて、色々な味を楽しめます♪

自然に笑みが溢れるくらい美味しい~♪

桜ウィークの期間限定のかき氷!珍しいホール型のかき氷で、初めて見る方は「ケーキ?!」と思われるかたも多いそう。中には、チョコシロップやフランボワーズシロップも入っていて、味が変化する。ほんのりする桜の味と、中のシロップが合わさると、よりおいしさが増す。桜の季節は終わってしまったので、このメニューは今、販売しておりませんが、「来年もしたいと思っています。」とおっしゃっていたので、今年食べることができなかった方はぜひ、来年の機会に食べてみてくださいね♪

登録有形文化財のお宿をご紹介!

“大津町家の宿 粋世”では、来ていただいたお客様に、「本物を味わってもらえるように」という思いから、模様ガラスや、建具、鍵、照明まで、当時使用していたものを利用し、間取りにも、手を加えることなく、当時のままを再現している。他にも、木は、無垢材を使用していたりと、時代を経て使われている物の良さ感じることができたり、今では見ることがないものも、たくさんあるので、見るだけでとても楽しい空間が広がっている。また、建物内の家具はリノベーションする前に、置いて行かれた家具たちを使用するなど、細かいところまでこだわりがつまっていました。また、それぞれ雰囲気の違う部屋が、5つある。同じ部屋は一つもなく、見える景色も違う。”和室の部屋”、”ベッドの部屋”、”はなれ”、”和風”、”洋風”と全く違う雰囲気を楽しむことができたり、照明の形や種類も全て違うので、何度も足を運びたくなる。今回は、その中でも人気なお部屋、[秋月][晴嵐]をご紹介します♪

[秋月] 昭和レトロが薫る洋室
ベットがメインのお部屋で、天井や模様ガラスなど当時のものを残した、レトロな空間を楽しむことができる。また、窓からは、坪庭を見下ろすことができたり、至福のひと時を過ごせる。

[晴嵐] 三井寺を望む和室
広々とした座敷がある、和室のお部屋で、ゆっくりとした時間を過ごすことができる。また、二階の縁側からは、中庭と三井寺の観音堂を眺めることができる。

縁側から見るお庭の景色は、とても良い。

大人気の通り庭。玄関から奥まで続く土間の通路。光が入って雰囲気が出る。

足を運んで至福のひと時を…!

マネージャーの奥村さん。素敵な笑顔と、最高のおもてなしをしてくれます♪

昨年、[氷や粋世]をオープンしてから、「かき氷を食べに、たくさんの方に足を運んでいただきとても嬉しい。だが、かき氷を食べに来ていただいたお客様にも、ぜひ宿の宿泊してもらいたい!」そして、「昭和8年に建てられた建物がまだ残っている」ということを、たくさんの方に知っていただきたいと、マネージャーの奥村さんは話す。足を運んでいただいた方に対して、「粋世に泊まって良かった」と思ってもらえるような接客を心掛けているそう。何か不思議に思ったことや、これは何?と思ったことは、気軽に声をかけて聞いてみてください!分かりやすく答えてくださるので、今まで、知らなかった昭和時代のことを、たくさん知ることができます。
私は、滋賀県に在住していながら、このような魅力あふれるお宿があることを知らなかったので、みなさんには、ぜひ足を運んで、知っていただきたいと感じました♪みなさんも、歴史ある宿で素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

情報
[大津町家の宿 粋世]
住所:〒520-0046 滋賀県大津市長等3丁目3-33
電話番号:077-510-0555
営業時間:12:00~15:00
※Instagramにてご予約必須
定休日:水・木・金
※Instagramにてご確認ください。
駐車場:近隣の有料駐車場あり
HP:
Instagram:
宿 https://www.instagram.com/inase_otsu/
氷や粋世:https://www.instagram.com/inase_ice/

© KUNIX株式会社