キャストは全員ラストアイドル、舞台『球詠』開幕!

舞台『球詠』が2021年6月24日(木)、 草月ホールで開幕した。 初日公演前には、 公開ゲネプロ&キャスト囲み取材が行われ、 ラストアイドルの大森莉緒、 長月翠、 小澤愛実、 岡村茉奈、 間島和奏が意気込みを語った。 本作は、 マウンテンプクイチによる漫画『球詠』を原作とした舞台。 女子野球がメジャーなスポーツとして認知された日本を舞台に、 埼玉県越谷市から全国高校野球大会への出場を目指す女子高生たちの青春を描く。 全キャストがラストアイドルによって構成され、 作・演出を伊勢直弘が務める。

キャッチボールや素振りも初めてというキャストも多い中、 日本女子プロ野球リーグの選手たちの指導も受けて臨んだ本作。 公開ゲネプロでは、 15名の女子高生と監督がステージを駆け回り、 野球の試合を見事に再現した。 劇中には、 武田詠深と山崎珠姫が“全国”への想いを語り合うシーンや、 プールサイドで藤原理沙が岡田怜に憧れを抱いていたことを明かすシーンなど、 胸を熱くする場面も満載で、 女子高生たちの友情や青春を存分に味わうことができる。 囲み取材では、 まず、 武田詠深役の大森が「今回は、 ラストアイドルのメンバーだけでの初めての舞台なので、 一生懸命気合いを入れて頑張りたいと思います」と挨拶した。 続いて、 山崎珠姫役の長月も「最後まで妥協せずに成長し合っていい舞台を作れるように頑張ります」とコメント。 中村希役の小澤は、 「グループ初の舞台ですが、 私自身も初舞台。 全員で千秋楽まで駆け抜けていきたいと思います」と意気込んだ。 そして、 岡田怜役の間島は「1カ月間、 みっちり野球とお芝居をみんなで毎日顔を合わせて稽古してきたので、 その成果をお見せできたら」と思いを述べ、 川口芳乃役の岡村は「今回、 野球のシーンがすごく多くて、 スピーディーに動くシーンが多いので、 けがないように、 最後まで全力で楽しんでまいります」と語った。

さらに、 それぞれの見どころを聞かれると、 大森は「詠深ちゃんといえば『魔球』だと思います。 なので、 自分も『詠深ちゃんの魔球』を投げられるようにすごく練習も頑張ったので、 そこを見てもらいたいと思います」とにっこり。 長月は「自分なりの山崎珠姫を作らせてもらいました。 珠ちゃんは『強気なリードをする』子なので、 どうやって強気に見せるかをすごく考えてやってきたので、 強気な私をを見てください」とアピールした。 一方、 小澤は「私は右利きですが、 希ちゃんは左投げ・左利きなので、 毎日、 左手で素振りをして練習をしてきたので、 スイングのフォームも見てもらいたいです。 それから、 今回、 博多弁も話しているので、 そこも聞いてもらえたら」と言い、 間島は「怜は、 部活が停部中も整備をして守りきってきた優しい子なので、 その優しさや安心感を出して、 この舞台で大黒柱になれるよう努力してきたので、 そこは見てほしいです。 それから、 理沙とのプールサイドのシーンは、 原作ファンの皆さんにも満足してもらえるように努力していますので、 そこも注目してください」と話した。 そして、 岡村は「アニメ同様にツインテールが揺れるところも気に入っていますが、 普段の学校で過ごしている可愛らしい芳乃ちゃんと、 試合中に守備シフトとかを指示する野球に全力な芳乃ちゃんのギャップも見てもらいたいです」と笑顔を見せた。

また、 7月末にグループからの卒業を発表している長月だが、 卒業後の活動について「これまで『芸能界を引退するのが一番近い』と言っていましたが、 この舞台を通してお芝居の楽しさに改めて気づいたので、 今後も舞台をやっていくつもりでいます」と宣言し、 「ラストアイドルの舞台を今後も絶対に続けていって欲しいと思っているので、 そのきっかけや土台を私たちが作れればと思います。 次に繋がるいいものを残して卒業できるように頑張ります」と力を込めた。 最後には、 大森が「舞台未経験の子もいたりして不慣れな部分もありましたが、 たくさんの方に支えてもらいながら成長できたと思います。 千秋楽までみんなで力を合わせて、 ケガのないように健康に、 楽しく走り抜けていきたいと思いますので、 最後までよろしくお願いします」と思いを語り、 取材会を締めくくった。 公演は、 6月24日(木)~30日(水)に東京都内・草月ホールで上演。 (文:嶋田真己/撮影:GEKKO)

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