ソフトバンク・バレンティンが二軍降格 課題は? 工藤監督「まず自分を取り戻すのが大事」

ソフトバンク・バレンティン

ソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手(36)が25日、再調整のため登録抹消ととなった。

ここまでのバレ砲は22試合に出場して打率1割8分2厘、4本塁打、9打点。交流戦で2度の1試合2本塁打をマークするなど自慢の長打力で見せ場も作ったが、調子が上向いてこなかった。

工藤監督は「一番は打席に立つことだと思うので。ここ(一軍)だと出たり出なかったりになって打席が稼げない。まず自分を取り戻すのが大事だと僕は思う」。二軍で打席数をこなして復調のきっかけをつかんでほしいと期待を込めた。

復調への課題は何なのか。工藤監督はこう説明した。「去年、インサイドを攻められて、今年はその数は少ないんですが、その(内角攻めの)イメージがついた状態でそこを打ちたいと思うので、開きが早くなったり、打席で下がったりしていた。逆に外が打てなくなってしまったというのがあったので。僕も通訳を介して『インサイドはそんなに来てないから、もう少し近づけ』と話したのですが、すぐに変えるのは難しい。時間を作った方がいいとの判断です」。

今季が契約最終年。シーズン60発スラッガーは再浮上できるか。

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