MotoGP第9戦オランダGP:ビニャーレスが初日総合トップ。M.マルケスはFP2でハイサイドを喫し、緊張走る

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 MotoGP第9戦オランダGPのフリー走行1回目、2回目がTT・サーキット・アッセンで行われ、MotoGPクラスはマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が初日総合をトップで終えた。前戦ドイツGPで復帰後初の優勝を挙げたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)はフリー走行2回目で大クラッシュを喫し、総合6番手。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は総合11番手だった。
 
 新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年のオランダGPは中止されたため、2年ぶりの開催となった。2021年シーズン前半戦の締めくくりとなる今大会は、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が、6月22日のトレーニング中に左ひざを痛めたため、欠場。モルビデリは25日朝に手術を受ける、とチームが明らかにしている。またモルビデリの代役としてスーパーバイク世界選手権(SBK)にGRTヤマハ・ワールドSBKジュニアチームから参戦しているギャレット・ガーロフが出場する。
 
 フリー走行1回目は、気温18度、路面温度23度のドライコンディション。序盤からトップタイムが入れ替わり、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)、ポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ・チーム)などが次々にタイムを更新し、1番手を記録。なお、MotoGP.comのセッション配信のなかで、マルク・マルケスのマシンに新シャシーが投入されていることが言及されている。
 
 セッション開始15分、マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)がトップに立った。その後、ビニャーレスのタイムはポル・エスパルガロに更新されたものの、再びビニャーレスがトップタイムをマークする。
 
 一方、ビニャーレスは終盤にも自己ベストを更新し、このセッションをトップで終えた。2番手はポル・エスパルガロ。そして、残り時間5分を切って大幅にタイムを更新したアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)が3番手に入った。
 
 クアルタラロは4番手、5番手はヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)。中上は8番手、前戦で復帰後初優勝を飾ったマルク・マルケスは9番手だった。

■フリー走行2回目で緊張が走ったマルク・マルケスのハイサイド

 フリー走行2回目は、気温19度、路面温度22度。Moto3クラスのフリー走行2回目終盤には雨が落ちていたが、その後天候は回復したようで、MotoGPクラスのセッションではすべてのライダーがスリックタイヤで走行をスタートさせた。

 開始10分、マルク・マルケスが11コーナーでハイサイドを起こす。マルク・マルケスはマシンから空中に放り出されると路面に叩きつけられ、グラベルを転がった。足を気にするそぶりを見せたが、マルク・マルケスは自力でゆっくりと立ち上がって退避した。さらにその直後、ポル・エスパルガロが5コーナーでスリップダウン。ポル・エスパルガロは低速での転倒だったため、マシンを起こして自走でピットに戻っている。
 
 レプソル・ホンダ・チームのふたりのライダーが転倒したのち、レッドクロスのフラッグが振られ、雨粒が落ちてきたことを知らせた。このため、多くのライダーはピットに戻り、待機の時間となる。
 
 約20分間、ライダーたちはピットで待機。その間、雨は止むことなく降り続き、残り10分で路面は完全に濡れた状態となった。この時間帯に入ると、レインタイヤを履き、再び走行が始まる。コースインしたライダーの走行により、水しぶきが上がるようなウエットの路面状況である。
 
 こうしたコンディションにより、序盤の順位はそのままにフリー走行2回目が終了となった。トップはビニャーレス、2番手はミゲール・オリベイラ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)、3番手はクアルタラロ。4番手は転倒を喫したマルク・マルケス、5番手がジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)だった。マルク・マルケスは転倒後、走行を行わなかった。中上は雨の影響が響き、20番手。初日としては総合11番手だった。

2021年MotoGP第9戦オランダGP ギャレット・ガーロフ(ペトロナス・ヤマハSRT)
2021年MotoGP第9戦オランダGP バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)