【敷地内薬局】日薬山本会長「指定更新の際の対応もあり得る」

【2021.06.26配信】日本薬剤師会が敷地内薬局への厳しい対応を強めている。公表した政策提言の中では療担規則での明確な基準設定や、保険指定の拒否などの対応を求めている。こうした中、6月26日に開かれた同会定時総会の場で、同会会長の山本信夫氏は、「指定更新の際の対応もあり得る」と述べた。

6月26日に開かれた日本薬剤師会定時総会のブロック代表質問の中で、山本会長が回答した。

ブロック質問で大阪府薬剤師会の羽尻昌功氏が、日薬の「地域医薬品提供計画(仮称)」と「患者のための薬局ビジョン」との整合性に関連して、「敷地内薬局の対応に関しても、一度、保険指定した敷地内薬局に対して指定を取り消すことは難しいと思う」との考えを述べた。

これに対し山本会長は、「一度指定したものは取り消せないのではないかとのご指摘だが、指定更新の際の対応はあり得る」と述べた。
加えて、過去には、複数回の申し入れを経て、指定更新されないことになった事例があると話した。

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