巨人のプロ4年目・北村が初の猛打賞。原監督「できたてのホヤホヤ」

チーム6連勝に導く猛打賞と躍動した巨人・北村

巨人の原辰徳監督(62)が、3ランを含む3安打で、チーム6連勝に貢献した4年目・北村拓己内野手(25)を、独特の表現で鼓舞した。

10―3と快勝した26日のヤクルト戦(神宮)、「7番・二塁」でスタメン出場した北村が大暴れした。2点を追う2回無死一塁で右翼線へエンタイトルツーベースを放ち、大城の2点適時二塁打につなげると、圧巻は3回だった。

坂本の適時打で勝ち越した後、一死一、二塁で燕先発・小川の131キロのフォークを左翼スタンド中段に叩き込む、特大の2号3ランでチームを勢いづけた。

4回にも安打を放ち初の猛打賞。サイクル安打にリーチも2三振で三塁打は出ず快挙こそ逃したが、地元・金沢でのDeNA戦(22日)に続きお立ち台に上がった。

そんな若武者に指揮官は「本当にできたてのホヤホヤだからね。全てがまあやっぱり勉強だし、そこを糧にするっていうことが大事なことだよね」と振り返ると、「ある意味、本当の意味で良いスタートを切ったという風に本人に思ってもらって、そこを勇猛果敢に戦ってほしいね」とレギュラー奪取のスタートラインと位置付けた。

吉川の死球による骨折で巡ってきたチャンスに背番号52は「本当に1打席1打席が勝負ですし、チームのために自分のために必死にやっていく、それだけですね」と前を向いた。

サイクル安打については「足が速くないんので、そんなに期待はしてなかったですね」と冷静に振り返るも、その後の2三振について「しっかりと反省して明日につなげたい」と猛省した。ベンチの信頼をプレーで勝ち取れるか、大事なのはこれからだ。

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