【ノア】杉浦貴 カシンに振り回されるも…1人でファンキー軍4人に勝利

残った谷口(上)をフランケンシュタイナーで下した杉浦

26日に配信されたノアの「ABEMA PREMIUM MATCH」で、GHCナショナル王者の杉浦貴(52)が〝悪魔仮面〟ケンドー・カシンの妨害に苦しみながらも、たった1人でファンキーエクスプレス4人を撃破する驚異の強さを見せつけた。

試合は杉浦軍(杉浦、カシン、桜庭和志、村上和成)とファンキー軍(モハメド ヨネ、谷口周平、齋藤彰俊、井上雅央)による「4VS4イリミネーションマッチ」として行われた。3カウントなどに加えてオーバー・ザ・トップロープでも失格となり、先に全滅したチームの負けとなる。

序盤は〝カシン劇場〟が展開された。なぜか「4人まとめて1人でやってやる!」と息巻き先発すると、当然のごとく4人につかまり一方的にボコボコに…。さらに自分から転落しようとして、敵味方から止められる意味不明な行動に終始した。

その後も目の前でヨネにパンチをかわされて転落する村上を〝見殺し〟。直後、ヨネを場外に引きずり出してから桜庭をプランチャで飛ばせて失格させると、最後も杉浦の攻撃が自らに誤爆するや3秒おいて転落し、自軍の足を引っ張った。

だが、ここからは1対4で圧倒的不利になった〝杉浦劇場〟のスタートだ。まずはヨネを場外へ蹴散らすと、斎藤のスイクルデスを切り返し首固めで3カウント。井上はショルダータックルの打ち合いで消耗させてからさらにロープに走らせ、その勢いで場外に転落させる。最後は谷口を華麗なフランケンシュタイナーで仕留めて3カウントを奪った。

ショックなのは杉浦一人に敗れたファンキー軍で、ヨネが「悔しいです。このままではダメだ。引っ張っていくリーダーがいないと」と軍団改革案を提案する。これに谷口が「リーダーじゃなくてキングを決めましょう!」と呼応。斎藤も「たしかにキングが就くと強いからな。キング・ギドラとかキング・コングとか」と話し、近い将来何らかの形でキング・ファンキーを決める方向でまとまった。

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