全日本プロレスの世界ジュニアヘビー級選手権(26日、東京・大田区総合体育館)は、「Jr.BATTLE OF GLORY」覇者のフランシスコ・アキラ(21)が王者の岩本煌史(31)を破り、新王者となった。
開始早々、アキラは一気にたたみかけるも、カウンターの餌食にとなり、さらに豪快なラリアートで劣勢となる。だが雪崩式フランケンシュタイナーで流れを引き寄せ、最後はYutaka(変型ダイヤモンドカッター)で3カウントを奪取した。
「私は、新しいチャンピオーン!」。イタリア出身のアキラはTAJIRIの推薦により2019年に初来日。昨年2月の同王座戦では当時の王者・横須賀ススムに敗れたが、2度目の挑戦でベルトを手にした。
試合後はSUGIが次期挑戦を表明し、アキラも受諾。異国の地で着実に歩を進めるイタリア人王者が、全日ジュニアの新たな未来を切り開く。