張本勲氏 MLBの粘着物質の取り締まり強化に「やるんだったら滑らないボールを作るべき」

張本勲氏

野球評論家の張本勲氏(81)が27日、TBS系「サンデーモーニング」にリモート生出演。米メジャーリーグで取り沙汰されている不正投球問題について言及した。

今月の21日(日本時間22日)の試合から投手の不正使用が疑われる粘着物質の取り締まりを強化。先発投手は登板中にボールに異物が付着していないかを複数回チェックし、救援投手は終了時か降板時に確認される。違反者には退場処分と、10試合の出場停止処分を科す。

これまでは滑る公式球対策として松やになどの使用が暗黙の了解とされていた。一方で今季は一部投手に関して、球の回転数が異常に上がったことで不正疑惑の話が持ち上がっていた。

張本氏は同規制に関して「アメリカの野球協会に野球を知っている人はいるのかな」と疑問を呈し「アメリカのボールは日本のと比較してボールが大きいし滑る。やるんだったら滑らないボールを作るべき」と訴えた。

さらに「いくら投手を調べてもムダ。今度はキャッチャーが付けるから。キャッチャーがボールに付けて返すから」と指摘した。

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