国内女子ゴルフの「アース・モンダミン杯」最終日（２７日、千葉・カメリアヒルズＣＣ＝パー７２）、８位から出た堀琴音（２５＝ダイセル）が６９をマーク、通算１０アンダーの４位に食い込んだ。
「リランキング、シードといろんな気持ちがあってソワソワしたんですけど、差があっても優勝を目指そうと上だけを見ていました」。９打差を追った最終日は１、２番と連続バーディーのスタート。結果的に首位との差は詰められなかったものの、今季最高の４位でフィニッシュした。
今大会は賞金総額３億円。４位（２人のタイ）でも他の大会なら優勝にも匹敵する１６５０万円を手にした。これにより、今季の獲得賞金は２７００万円を突破し、賞金ランクは４１位に浮上。シード獲得には３０００万円以上が必要となる見込みで、まだ当確とはいえないが、大きな前進だ。
近年は不振に苦しみ、予選通過からも遠ざかっていただけにホッとした様子。それでも「シードが取れそうな位置まで来たといっても、あんまり変わらずにこのままの気持ちで行きたいと思います」と気を引き締めた。
復調を支えたのは今大会ではキャディーも務めた森守洋コーチだった。「森さんに出会ってスイングもそうなんですけど、考え方が変わりました。ずっと１００点（のショット）を求めていたけど、試合で１００点は出ない。８０点、６０点でいかにゴルフをするかを考えるようになりました」。
今後はシード復帰とともに、好調時にもあと一歩届かなかった初優勝を目指す。
