巨人が今季初7連勝で虎と2・5差 原監督は力投続く先発陣に「勝つ上において本当に重要」

ヤクルトに3連勝し、スタッフと〝グータッチ〟する原監督

強さが際立ってきた。巨人が27日のヤクルト戦(神宮)に5―2で勝利し、今季初の7連勝。首位・阪神とのゲーム差も2・5に縮めた。投げては先発の高橋優貴投手(24)が6回2失点と好投し、チームメートの戸郷に並ぶリーグトップタイの8勝目をあげた。

強気な姿勢が光った。高橋は初回を三者凡退として上々の立ち上がりを見せると、その後も自分の投球リズムを失わなかった。2回にオスナ、6回に山田とそれぞれソロを被弾。しかし他のイニングでは毎回走者を出しながらも粘り強い投球で本塁を踏ませず2失点に食い止め試合を作った。

打線は先頭打者弾となった松原の7号先制ソロ、岡本の21号勝ち越し3ラン、坂本の9号ソロと3本塁打で全5得点を奪った。投打がかみ合い、破竹の連勝街道を突き進むチームの勢いは衰えを知らない。

今カードはメルセデス、戸郷、そしてこの日の高橋と先発陣が安定した働きを見せた。試合後の原監督もこれを称賛し「先発投手が主導権というかね、勝つ上においては本当に重要であるというところだと思いますから」と目を細めていた。

29日からは本拠地・東京ドームに戻り、広島との3連戦。虎の尾をつかむため、今後もさらに白星を積み重ねていく構えだ。

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