東京五輪代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権最終日は27日、大阪市ヤンマースタジアム長居で行われ、男子110メートル障害で武相高出身の泉谷駿介(21)=順大4年=が13秒06の日本新記録で優勝し、初の五輪代表に決まった。
従来の日本記録は金井大旺(ミズノ)が4月に樹立した13秒16だった。泉谷は5月の関東学生対校選手権で13秒30をマークし、五輪の参加標準記録を突破。今大会で3位以内に入ることが代表入りの条件となっていた。
重圧を乗り越え、日本の1番手として五輪に挑む。「少しびっくりしているけど、絶対に勝つと自分を信じた結果。シンプルに『やったー』って感じ」と笑顔。大舞台に向け「自信になる。五輪ではまず決勝に進んで、しっかり入賞したい」と意気込んだ。